坂口安吾原作のシリーズである。小説をほとんど読まないので、例によって有名すぎる原作は知らない。やっぱり、こういう話だったんですかあ、というところだ。作者は、「モノを考えることもしない」主人公がわからない、「わからないことに正直なまま、安吾が
怪作である。主人公のレオくんは猫だ。人間に飼われている。そして、どうやら人と会話を交わすことが可能であるらしい。だから、小学校へ行ったり、お見合いをしたり、漫画家のアシスタントもする。ところが、行動パターンは猫のままなので、何をやらせても上
「聖なる花嫁の反乱」が宿命に立ち向かう物語であるとすれば、こちらは、困難な現実から世界を切り開いていく物語だ。とにかく、主人公の王子は、剣がメチャメチャ強いという設定だし、世間知らずだが、その分、行動的なうえに妙に知恵が働くので、単純に痛快
先日、彦根に行った時に買う。いまや、彦根は「ひこにゃん」の一点買い状態である。その「ひこにゃん」を生みだしたのが、デザイナーのもへろんだ。一時、権利関係でもめたこともあったが、晴れて原作者も「ひこにゃん」で商売ができることになり、この本も出