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2020年03月03日09:49

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読書紹介1906●「風は山河より 第2巻」 

●「風は山河より 第2巻」 宮城谷昌光著 新潮社 06年版 1700円
 本書で活躍(苦悩する)するのは、家康の父・広忠。清康(家康の祖父)の横死によって、幼い広忠は流浪をよぎなくされる。清康が平定した三河は、西は織田に、東は今川に、北は北条に囲まれていた。清康の死によって岡崎松平は内紛を起こす。また三河の勢力も、今川・織田・北条につく勢力が続出する。
 広忠を流浪させたのは大叔父だったが、やがて忠臣たちの手で大叔父を追放し岡崎城に帰ることができた。次は、清康の弟との宗家争いが勃発するが、広忠が岡崎城に戻れたのは、心ならずも今川に助力を仰いだ結果でもあった。
 ということで本書では、三河の地が今川・織田・北条に分断される模様と、岡崎松平の宗家を争う内紛が描かれる。そんななか、清康から3代目の家康が産まれる。同じ年、主人公の菅沼家にも新八郎の孫・定盈が産まれる。その吉兆が描かれていくのでありました。

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