●「GOSICK(ゴシック)PINK(ピンク)」 桜庭一樹著 角川書店 15年版 1100円
ゴシックシリーズの新大陸編の第3弾。本書は、新大陸に到着して2日目の物語。この日、ヴィクトリカと一弥の事務所(グレイウルフ探偵社)とアパートメントが手に入るのだ。本書のテーマは、旧大陸に派兵(第2次世界大戦)されたアメリカ青年兵が遭遇した「クリスマス休戦殺人事件」の真相についてである。
それぞれの証言と、ヴィクトリカの脳に収められていた「世界中の戦局のデータ」がシンクロする。そこに現れたものは・・・。という物語。移民が押し寄せる新大陸の、なんとも忙しなく活気に満ちた日常が、見事に描かれた本でした。
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