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日記一覧

主にグラフィックデザイン、それに映像と衣服までものデザイン展。見やすくて、とても面白かった。くっきりはっきりした色と形に、ホログラム(としか私には表現できないような)作品が少なからずあり、タイトル(ほぼすべて英語、一つ以上はスペイン語)を読

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「金環日蝕」阿部暁子著
2023年08月29日20:58

図書館の分類だとYAヤングアダルト向きの長編小説。札幌市を舞台に、国立のH大2年生春風(はるか)と男子高生・錬の活躍に、ずんずんひきこまれ面白かった。春風は近所の老女がひったくりにあったのを目撃、犯人を追いかける中で,錬と知り合う。犯人の落とし

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「方舟」夕木春央著
2023年08月27日15:06

各賞上位に入る話題作というので、初めての作家に挑戦。なるほど読みやすくて面白かった。よくできている。大学の登山サークルの仲間プラス1名の計男女7人が地下の3層構造の洞窟のような建物に軽い気持ちで入り込んだ。そこに道に迷った親子3人が加わり、

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ハワイ在住でハワイ大教授の、とても読みやすい論文テイストのフィクション。偉大なアメリカ人作曲家をめぐる、2人の"一般人"日本人の物語であり、名を成してからのバーンスタインの半生でもある。序章で触れられている故人又は個人名は、アイザック⋅

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昨日、今日と午前中は上天気なものの、午後には雷雨の河口湖近辺。山肌と美しい雲の写真?は、ふじてんスノーリゾート。夏はBMXなど自転車の聖地。2人乗りのリフトに小型車なら載せられるのかな。湖の写真は、河口湖越しに富士山の裾野。大石公園並びのハナ

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割引デーの午後、シネコン最大スクリーンは7割くらいの入り。期待通りのワクワク感。頻繁にテレビCMで見ているあのオートバイのシーンが、やはりクライマックスなのだけど、街のカーチェイスやアルプスを激走するSLでの格闘シーンとか、かなりすごかった。ヴ

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爆弾づくりが”趣味”の若い男と片目が義眼の女性の、連作掌編集。読みやすいし、次々と新しく始まる話の主人公が、前作とどうつながるか当てるのも一興ではあるが、わくわく感とか盛り上がりとかは、それ程でもなかった。表紙の女性の顔を見れば、ヒロイン小

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もうすぐ終了する、にも関わらず楽にオンラインチケットが取れたと思ったら、予想以上に混んでいた。予めテレビの日曜美術館で予習し、原田マハさんの解説を聞いていたから、絞り込んでじっくり鑑賞する作品を決めて行けて良かった。というのも、こんなに大勢

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「生命式」村田沙耶香著
2023年07月26日21:41

暑い夏だから、ちょっとホラーな短編をと借りてみた。おどろおどろしい話がほとんど。どちらかというと、薄気味悪いというか。血生臭いというほどでは、ないにしても。映画「ハンニバル」系の、でもあまり暴力的でないお話が多かった。が、中でも「かぜのこい

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アミューズ本社が越してきて初めての夏。「トレイル⋅ラン」が昨日開催されたから、今日はまだ人出があるかと、心配しながら西湖一周ドライブ。人、いなーい。富士山の撮影スポットも、雲で隠れて見えないためか、車は2、3台しか停まっていなかった。

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河口湖は涼しい
2023年07月22日20:24

夏休みの週末、河口湖畔の大石公園はメチャ混みかと思ったら、意外なほど空いていて拍子抜け。(午前10時半頃)大型バスは一台しか停まっていなかった。ハーブフェスティバルが海の日で終わったためか。しかしラベンダーは、まだそこそこきれいに咲いていた。

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21年本屋大賞の作家の最新刊、短編集なのだが、とても面白かった。五篇全てで高齢女性が重要なキャラクターなのだが、必ずしもおばあさんは生身では登場せず、主人公はどの話も若い女性。まずは「おつやのよる」。40ページ位なのに、長編を読みきったよう

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今回の芥川賞候補作の1つ。この作家としては3回目の候補作だ。読みやすく、わかりやすかった分、インパクトは薄めと感じた。宇都宮の県立進学男子校2年生の達也は、文系の成績優秀な生徒。だが、K の他には友だちもいない、いじめに遭いそうなタイプ。物語

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貧しさの中で生きる女性達が、罪を犯してでも生き抜こうともがく物語。英語のタイトルは "Sisters in yellow."読みやすくて面白いのではあるが、リアルさに息が詰まるような長編だった。世紀末、東村山で母と2人暮らしの 花 は、アルバイトに励む高校生だっ

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下北沢にある小田急線の踏切に出た若い女の幽霊、元新聞記者で、今はフリーの女性誌記者が、幽霊の謎に迫るサスペンス。とても面白いが、たいそう悲しい物語。妻を病気で亡くした松田は、悲しみを乗り越えられないでいる。政治家の収賄事件の取材に失敗したと

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高校の図書委員男子2人と、誰もが認める美しい女子高生の、探偵もの。危うい年頃の若者達の活躍について行くと、東京都下の高校生の生活ぶりが伺えて面白い。でも、この作家にはもっと多くを期待していたから、少しばかり空振りな感じを持った。堀川と松倉は

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私にはピッタリはまって、とても面白かった。この作家のデビュー作なのだけど、地元を描いているためか、個性的な登場人物達が、とても伸び伸びと躍動している。発端は、滋賀県の西武デパートの閉店、その事が地元民に与えるショックの有り様が主人公を中心に

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注文を受けて作家が書いた小品を集めたという感の短編集。ジュエリーショップの話がいくつかあるが、変わり種は、あの 山田うどんを舞台にした表題作。バブリーな時代を享受したヒロインの生きざまが、速い安いの山田うどんをどう受け止めるか、とても面白か

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ブリジストン美術館から変わってから初めて足を運んだ。ビルの中だから3つの階にまたがり、エスカレーターを駆使した展示。所蔵する作品を中心に、セザンヌやモネ等の印象派から欧州、アメリカ、日本の抽象画や彫刻、印刷物までの展示。時間指定の前売りで少

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「怪物」是枝裕和監督
2023年06月14日21:12

カンヌで脚本賞に輝いた話題作。お得な水曜日の午後、シネコンは8割近い入り。諏訪湖に近い小学校で起きた、いじめ をそのクラスの子のシングルマザー、担任らの視点で美しい風景と共に描く、少し謎解き要素のあるヒューマンドラマ、なのだけど、私には、こ

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友だちから招待券をもらったので、台風が来る前に、と。あまりよくは知らない画家だけど、私にはちょっぴりモジリアーニ風、その面長な人物画に惹かれて訪れてみたら、セザンヌの影響を受けたとのこと。キリストを描いた絵が少なくなかったが、サーカスや裁判

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この作家らしい少しシュールで不思議な人々の人間模様を描く短編集。ハードな製本だけど、軽くてスルスルと読めた。まずは非人間的な 子ども の物語からスタートし、次々と語られる物語は、一つの町にほぼ定住している極めて個性的な、はっきり言えば変わり者

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版画や倭画(日本画)で世界的に名をなした棟方志功を、別な視点から取り上げた特集で、とても美しく見応えのある1冊だ。原田マハと対談したのは、棟方の研究者で孫の石井頼子日本民藝館とも深く関わる彼女は、棟方志功が東京杉並区に住まいとアトリエを構えた

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「罪の声」の作者だから、と期待したけれど、まあ面白かった。主人公は元新聞記者で、別居している父から人探しを頼まれる。絵に描いたような不幸な生い立ちの 珠緒。京大卒で総合職の黎明期に銀行に就職した彼女の実父は暴力団員で、母はその元を去ったが逃

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鈴木亮平主演のテレビドラマの続編。あのドラマが好きだった者には、面白くて引き込まれた。メインキャラが揃い踏み。回想シーンでは劇中亡くなった人物までも出てきた。離婚した妻(仲里依紗)と再婚した主人公⋅喜多見医師だが、妊娠末期の妻に出ていか

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「覇王の轍」相場英雄著
2023年05月16日23:05

30代の女性キャリア警視が北海道警察に異動になったところから始まるクライムサスペンス。テンポが程よく、面白くて、ほぼ一気読み。文字も大きめだし。樫山順子は問題があると悪評もある道警に突然異動を命じられ、着任早々警視庁と合同で贈収賄事件に着手

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今年芥川賞を受賞した作家の一昨年出版の小説。読みにくかった。平易な文章にも関わらず。面白いとか楽しいとかでは語れないけれど、読了した。児童養護施設で育つ少年の物語。子供を主人公にして、大人の姿が浮き彫りになって行くのだが、登場する大人達が、

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ナイキのエア⋅ジョーダン誕生の実話に基づくお話。デイモンとアフレックのコンビ作なので、逃せないと思ったが、なかなか見に行く機会がなくて、結局渋谷のミヤシタパーク向かいの映画館。さりげなく、ナイキにふさわしかった。が、半分位の入りの殆ど

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ちょうど時間と場所の都合が良かったから行ってみたら思わぬ見どころのある展示で、大満足の鑑賞となった。入場すると、飛鳥時代の仏像や古墳時代の器が迎えてくれる。個人収集で始まった美術館の、良いとこ取り展示かと思いきや、伝狩野元信の花鳥図屏風辺り

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コロナ後の富士山麓、河口湖インターの近くには変化があった。毎年ミツバツツジ祭りを開催する場の先には新しくフィールドアスレチック場ができた。地ビールの醸造所直結のレストランは、業態が変わるためか改装前の休業中。お気に入りだったのに、とても残念

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