ちょうど時間と場所の都合が良かったから行ってみたら
思わぬ見どころのある展示で、大満足の鑑賞となった。
入場すると、飛鳥時代の仏像や古墳時代の器が迎えてくれる。
個人収集で始まった美術館の、良いとこ取り展示かと思いきや、
伝狩野元信の花鳥図屏風辺りから趣が変わり、
俵屋宗達の「墨梅図」などの王道の水墨画が
ずらりと揃い踏みして、かなりの見もの。
タイトルにもある、若冲の作品は色彩が鮮やかな作品ではないが、
墨の濃淡を駆使し構図の優れた大作が多くて、
あまり期待しないで観に来たことを猛省。
見ごたえがあった。
他には、酒井抱一の屏風や扇、このうちわは江戸時代の作品とは思えない鮮やかさ。
これまで知らなかった、中村芳中、神坂雪佳も面白くて、
特に神坂雪佳の「金魚玉図」の可愛らしさには脱帽。
今月15日まで。
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