和名が「オオ」で始まり、その名前がきわめて単純な虫は、良い虫とありふれた虫に二分される。良い虫: オオクワガタ、オオキノコムシありふれた虫: オオオサムシ、オオゾウムシ 先日、河川敷で「お、デカい」と期待したこの虫は、残念ながら後者の部類
今月を振り返ると、昆活の成果があまり芳しくない印象である。 大きな要因は、雨続きだ。この9月、東京で雨が降らなかった日は、昨日を含めて3日しかなかったらしい。 今日も午前中から雨だったし、9月最終日の明日は、台風の到来である。 というわけ
もうすぐ9月も終わり。 去年もその前年も、この時期はキャンパス内のクズにクズクビボソハムシが多数見られた。 しかし、今年は盛夏以降、相変わらず日に1頭見つかるかどうか、という状況。 本日の1頭↓。 食べられずに健康そのもののクズの葉たち↓
雨が上がったが、地面や木の幹は濡れていて、気温も低く、虫探しには適していない。 こんな夜は、大ケヤキをチェックするくらいでおしまい。 クロツツマグソコガネは、先日以降、キノコに来ている個体を見ていない。あのときは2頭来ていたので偶然とは思
仕事が忙しくなるわ、雨が降り続くわで、ネタ切れ。 ヒメカンショコガネの継続観察も一段落してしまい、それに代わる新しい個人的プロジェクトは見つかっていない。 記録として報告すべきネタが溜まってきたので、フィールドに出るよりも原稿を書くことに
日曜日の近場プチプチ採集のネタ。 東工大キャンパスで落ち枝採集で採った、ヒメアカマダラケシキスイ↓。 今まで出会った本種より黒い紋の部分が多く、これほど全体的に色が暗めな個体は初めて。 また、この個体の体長は4.5mmほど。これは、極小個体
昨晩の、その他の虫たち。 エノキの木の幹に登っていた、オオマルガタゴミムシ(たぶん)↓。 エノキやクワなどの幹上には、甲虫ではサビキコリ↓が多い。 地面上には、ヒメサビキコリ↓。 そして、スジコガシラゴミムシダマシ↓。ありふれているのだろ
世田谷区玉堤の多摩川河川敷は、自宅から車で時間的に最も近い河川敷である。 先日は、降り出した雨で観察に失敗したので、今日は再挑戦。 目的は、クズの葉を食べるヒメカンショコガネを見つけること。 クズは広範囲に密にはびこっている。 しかし、ヒ
長雨がようやく上がり、午後遅くに短時間だけ東工大キャンパスへ行ってきた。 こんな疎林内↓で落ち枝叩き。 今日は、タケイキノコゴミムシダマシは落ちず。雨による湿り気がまだ高すぎたか。クロツツマグソコガネ、ヒメアカマダラケシキスイ、マルキマダ
来週からメチャ忙しくなるため、今日のうちにと、東京大学総合研究博物館の昆虫標本展に行ってきた。 いろいろとあって、堪能しました。 ただ、仕方がないのだろうけれど、全体的に暗いのと、高い場所の標本はまったく背が届かないのが、少々残念。 どな
所用で、東京駅近くへ。 地下鉄大手町駅にほど近い、和田倉濠(ほり)↓(本日撮影)。 この歩道わきの草↓に・・・ ハムシが居るのに気が付いた↓。 自分には見慣れないハムシだったが、調べてみると、ジュンサイハムシという種のようである。歩道から
自宅隣の小さな神社の大ケヤキには、幹の枯れた部分に、クロツツマグソコガネが生息している。 そのクロツツマグソコガネ、枯れた部分の割れ目に見られることが多い↓。 ところが、日曜夜のこと、幹の上に生えている小さなキノコに、クロツツマグソコガネ
昨日は、所用で久しぶりに渋谷駅のハチ公前で待ち合わせ。 ハチ公の銅像のすぐ近くに、ケヤキが植えられている。 そのケヤキ、一部の太い枝が伐採されていて、部分枯れとなっている。そこに、点々と脱出口が・・・ 形と大きさから、ウスバカミキリの脱出
ここは、目黒区中目黒(2丁目)。 妻が買い物をしている間に自分は車でウロウロしていると、東京共済病院の裏手(中目黒公園のすぐ近く)の道沿いに、上の画像のようなクズの群落を発見(↓は横から撮影。画像の奥に見えている建物は公務員宿舎で、自分は
ここ数日、気温が下がったので、キノコが出てきていると思い、昼過ぎに近所の東工大キャンパスへ。 いつものカメラを忘れてしまった。ヤバい、最近うっかりが多い気がする。 コナラの切り株に生えたキノコ↓(種名が分かりません)(スマホで撮影)。 こ
一昨年、米国赴任から帰ってきた夏、キマダラカメムシの東京都区部への侵入の痕跡を見つけた。 昨年は、目黒区内の近場でいくつかの成虫を発見。 そして今年は、もう都区部の何処にでもいる、という風にまでなった。 この急速な分布拡大は、驚きである。
今晩は一人だった。こういうときは出撃することにしている。 向かった先は、玉堤(世田谷区)の多摩川河川敷。しかし、家を出た途端に雨が降り始めてしまった。 小雨だったからいいものの、夜の河川敷を懐中電灯と傘を持って歩いているのは、客観的にはい
午前中にさいたま新都心で所用があり、職場への帰りに上野で途中下車。 線路沿いにクズが密生。 クズクビボソハムシの痕跡はなし。ムネアカオオクロテントウも見つからなかった。 その後・・・ 朝(夕)日と、朝(夕)焼けの空と、黒い大地↓。絵画のよ
クズクビボソハムシの消息を確かめに、三田界隈と並ぶ繁殖地の芝公園へ行ってみた。 ここは、成虫が多数。 葉の食痕もとても多い。 幼虫も確認。 港区三田のポイントでは数が減っているが、芝公園は引き続き大繁殖中。三田での減少がますます謎である。
クズクビボソハムシの状況を探りに、昼食後に三田界隈の繁殖地を回ってみた。 まず、宝生寺の裏の土手。中には入れないが、状況がよく観察できる場所。 やはり、クズクビボソハムシは見当たらない。葉に食痕はあるが、どちらかというと、古い食痕が多い。
クズは相変わらず繁茂しているが・・・ 不思議なことに、今年はキャンパス内はクズクビボソハムシが少ない。 居ないわけではないが、昨年・一昨年と比べると、明らかに個体数が少ない。ちなみに、今日はざっと見回っただけだが1頭も見つからなかった。
今日は、テントウムシ屋の社会人一年生A君と、慶應の日吉キャンパスで採集。同キャンパスは、自分もときどき訪れるが、彼の学生時代のフィールドだったことから、案内してもらったのである。 自己初めて、ヒメテントウを10頭近く?採集。これまでは、ヒメ
世田谷区の市街地内のクロマツでケブカヒラタカミキリを探したが、小穴は多数あるのに本体は結局見つけられなかった。この時期に居なかったら、もう見つからないだろう。撃沈。 というわけで、ネタなし。 そういえば、昨日、千代田区霞が関という都会のど
まだ授業が始まっていないのをいいことに、夕方に品川区の海岸沿いの大井中央海浜公園に立ち寄ってみた。 ここは、東京港野鳥公園の少し北側、すなわち港区側にある。 クズクビボソハムシが東京港野鳥公園で繁殖を始めているのなら、大井中央海浜公園にも
今日の職場キャンパス。 とある灌木の葉の上に、小さなハムシが2頭↓。 よく見るヘリグロテントウノミハムシかと最初は思ったが、それにしては小さい。 ちょうど近くに普通の?ヘリグロテントウノミハムシが居たので、比較のために捕まえてみる。 この
今日は糞虫以外のコガネムシを、あらためて。 これ↓は、旧首都ヤンゴン市内の外灯下で見つけた、地味な色のコガネムシ。体長13mm。 これ↓は、バガンで見つけた、カンショコガネの仲間。前胸はツヤ消し。体長12mm。 これ↓も、バガンで見つけた、ビ
バガンでは、点在する仏教寺院をめぐる観光客用の小さな馬車が走っていて、その馬の落とし物は狙い目である。 しかし、なかなか良いブツ(新鮮過ぎず、古過ぎず)に巡り会えない。 結局、見つけたかったツノコガネ系は見つからず、小型のエンマコガネばか
皆様からいただいたコメントにレスが十分にできていなくてすみません。明日には何とか・・・ さて、クズクビボソハムシ。 つい先日、クズクビボソハムシの分布拡散が見られないと書いたところだが、神奈川虫報の最新号によれば、大田区の東京港野鳥公園で
義父母の住むシニア用マンションの近くの公園(@横浜市都筑区)。 クズの大群落がある。 ここに来るといつも見つかるのが、オジロアシナガゾウムシ↓。都区部ではこの虫を見つけたことが(自分は)ない。 園内にはツツジもあちこちに植えられているが、
今日は日本甲虫学会の東京例会。公園は、クロアシコメツキモドキが実は2種なのではないかという話と、下翅の折り畳み方から見たコガネムシ科の分類の話。どちらも面白かった。 さて、ミャンマーで出会ったゴミムシとテントウムシを改めて。 黄斑のオオ?