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日記一覧

リアルタイムで読んでいた懐かしさから、古本屋で見つけた本。まだ別冊マーガレット時代の1972年から75年に描かれた連作を1994年に復刻したものだ。子供のころは、読み応えのある雄大なストーリーと思っていたのだが、短いもので32ページ、長いもので72ページ

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昔なら買わなかっただろうし、昔は単行本ならなかったであろう本がいろいろ出版されるようになった。みなもと太郎は、「風雲児たち」はコンプリートしていることと、「お楽しみはこれもなのじゃ」のような漫画評伝が素晴らしいこと、昔、「ホモホモ7」を読ん

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「水鏡綺譚」は完結していたと勝手に思っていた。分厚い一巻本が出ていても、単なる再発本と思っていた。改めて手に取ってみると、「描き下ろし完結編52ページをあらたに収録した完全版」とある。雑誌掲載時の11話と、最初に単行本になったときのつなぎの11ペ

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小林聡美というと、大林監督の「転校生」以来のツキアイだ。「やっぱり猫が好き」はチラ見だったが、「すいか」にはしっかりハマった。サバサバ系演技派女優として知られる小林だが、はっきりものをいう人だけに、エッセイストとしても、いくつもの著作が出て

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吉田秋生の「海街Diary」2巻に合わせて出版された鎌倉から江の島にかけての「海街」ガイド本である。準備に半年しかかけなかったのか、写真は春・夏のみで、「獅子舞の紅葉、古刹の雪景色の写真はありません」と明記している。だから、この本を単なるガイド

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若一光司といえば、最近、大阪発の庶民派のコメンテイターとして活躍している作家だが、実は、化石採集の著書もあるという多才な人である。大所高所からのみではなく、実際に目で見たり、手で触れたりできる感覚を大切にしている人なのだろう。そうした若一光

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漫画業界「あるある」ネタのストーリーギャグ集の2巻目である。この巻でも、素直な漫画少年たちは、業界の論理にもまれてつぶされていく。1巻でプロになれなかった漫画家志望者たちが再登場して、トキワ荘復活プロジェクトもどきの作品で集められていたり、

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妖怪をめぐる怪異譚の連作だが、17巻にもなれば新鮮な驚きはない。そもそも妖怪が登場するゆえんは、人の捻じ曲がった思い込みや悪意によるものだ。そんな人間たちと比べれば、妖怪の方がよっぽど単純で欲望に対しても素直だ。ときどき読み進めるのがつらく

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<2008年11月>
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