1枚目 湯村温泉の夢千代像 ヒョーゴ・アーカイブズのブログ
2枚目 余部鉄橋 高さ41メートル ウィキより
湯村温泉はやたらに高い余部(あまるべ)鉄橋の近くにある。(山陰線は山から山へのトンネルが多く、山から次の山の間が高い鉄橋になったのだろう)
昔、そこに泊まった時に、宿の女将が話してくれた。その高い鉄橋の上の工事で宿泊していた鳶職の兄さんが怖かったと。朝の食事の時に、茶碗に薄い筋が入っていたのである。その鳶さんは「今日は休む」の一言。一言主は怖い。
後に、強風での列車の転落事故が起きたが、今は改善されたとのこと。
私は子どものころ行商の母に付いて山陰線に何度も乗ったわけだが、たいがい夜行だったので、高い鉄橋があることに気が付かなかった。うとうとしながら天井を見上げていると、どちら向けに動いているのか分からない。それが不思議だった。
で、それはともかく、この温泉は連続テレビドラマ早坂暁脚本・吉永小百合主演「夢千代日記」の舞台だったのである。昔、かみさんと見ていたのだが、広島での胎内被爆で白血病になり余命が限られている温泉芸者の物語だった。今ネットで見ると駅前に夢千代の銅像が立っている。
フィクションなのにと思うが、地元にとってはかけがえのない人物なのだろう。実際は吉永小百合像なわけだが。
後いつまで生きられるのか、これが毎回最後のナレーションだったように覚えている。
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