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2010年11月27日15:53

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たましいの行方(3)  千の風になって(続)

 今日、ブックオフへ行って、井上文勝著「千の風になって 紙袋に書かれた詩」ポプラ社2010.2 を見つけて驚いた。作者不明の詩とされていた「千の風になって」の作者は、マリー・E・フライというアメリカ人の女性で、ドイツにいる母を亡くし、葬儀に行けない友人を慰めるために1932年に作ったもの。だから、風になって上から見ていると言っていたのか・・・。1983年に、50年ぶりに、作者が名乗りを上げ、リチャード・K・シュール記者の手で記事にして明らかにされたとのことである。その時、作者のフライさんは78歳になっていた。
 新井満「千の風になって」講談社は、2003年11月刊行であった。シュール記者の記事から20年がたっているのであるが、インターネットでも検索できなかったとみえる。
 孤児であったフライさんは、12歳のときから働き始めたが、近くの図書館の本をほとんど読んだとのことである。
 まったく、分からないものですね。
 いま、散骨や樹木葬など、遺骨を自然に返す葬儀の仕方が増えつつある。この詩は、そのような思想に適合しているために、広い支持を集めているのではないだろうか。
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