mixiユーザー(id:34218852)

2024年01月15日22:25

46 view

フィクションと現実(45) 大石静脚本「光る君へ」の疑問

 藤原兼家は円融天皇を退位させるために毒を盛る必要があったのか?
 鎌倉時代の執権北条家では、北条家内の権力争いの一環として毒を使ったとされる。
 一方、平安時代の天皇位は年齢と関係なく交代している。誰が交代させていたのか?
 その資格があるのは天皇家の長老(つまり元天皇の院、平安末期の院政を行ったような元天皇)だろう。天皇一族で一番の権力者は天皇ではない。
 兼家は陰謀家であって、もしバレたら天皇一族や長老の元天皇に憎まれ警戒されるようなことをするはずがない。
 だから、兼家は天の家の長老と相談して、互いの利益になるような処置を講じたはずなのである。
 確かに、紫式部関係の史実は分からないことが多いわけだが、天皇家や藤原一族についてはよく分かっているのである。

 一方、紫式部が恋文の代筆をしていたという設定は面白いと思う。それでいろんな恋模様が分かって、源氏物語に応用されたのだろう。


5 5

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年01月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031