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2013年04月22日09:02

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ただいま犬と散歩中(修道士カドフェル)

 今朝は快晴、風が少し冷たいがそれも気持ち良い。ボッボボーの声は、遠くの電線の山鳩だ。ギャーギャーと上を行くので見上げると、大きな青サギだった。一羽だが時々いるのである。道端に小さい卵の殻が落ちていた。カラスの仕業か? 近くの杉の上でカラスが鳴いている。自分じゃないって? 
 いやうららかなことだけではない。今朝食べていると、歯にきて噛めなくなった。これはどうしても歯医者か。しぶしぶ、予約の電話を入れる。まあ、医者と言えば、世話になるのは歯医者だけなので、たまにはいいとせねば。あのギーギーにはかなわないが。

 もうだいぶ前だが、エリス・ピーターズ「修道士カドフェル・シリーズ」をせっせと読んでいたことがある。元十字軍兵士カドフェルと盟友の代官ヒュー・ベリンガーが活躍する推理小説である。時は、1150年頃、所はウェールズとイングランド国境近くのシュルーズベリの町。征服王ウィリアムの孫のいとこの間での王位継承戦の最中だが、修道院の町には巡礼も来るし日常生活もあり、そして事件も起きるのである。
 日本で言えば、平安末期保元の乱がはじまる歴史の大転換期。大河ドラマで始終見せられる時代である。
 イングランドの状況はなじみがなかったが、この時代の少し後、継承戦の結果プランタジネット王朝となり、獅子心王リチャード、その愚弟でマグナカルタで有名な失土王ジョンの時代となる。
 このシリーズにはまったのは、修道院で薬草栽培の日々をおくる物静かで賢明なカドフェルと活動的な正義漢の青年代官ベリンガーの活躍と、中世シュルーズベリの日常生活が描かれていることによる。

 もし、日本で映画化するとすれば、カドフェルの役は志村喬に違いない。そろそろ歯医者の時間だった。
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