mixiユーザー(id:34218852)

2023年02月27日17:11

55 view

浮世の謎(17) 英語のgodを使う侮蔑語と間投詞

 松本清張「黒い福音」はベルギー人神父がスチュワーデス(今ではエア ホステスという)を殺害した疑いがかかった事件(1959年)のだが、証拠が固まらなかったようで、 神父は出国して迷宮入りとなった。しかし清張は真犯人だと見て小説に仕立てた。
 そのなかで、使用人の青年が、神父だから、しょっちゅう神に祈っていると感心する場面があった。
 それが、GoddamnとかOh my godなのだが、英語を知る人に、それは畜生とか糞ったれがとかの意味だと教えられて驚いていた。
 しかし、別つの用語として、shitとかmotherfuckerなどがある。わざわざ、godを使わねばならないのだろうか? 実際、調べてみるとgodは使うべきでないされていて、Oh my goodness!などと言うのが一般的らしい。

 このような言葉を使うのは、不本意な事態に陥った時で、日本で言えば厄除け(桑原とか)神様仏様とか、の意味だったのではなかろうか。
 あるいは神を呼んで正しい裁きをしてもらうとか。ギリシャ劇では最後に機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)が登場して円満解決ハッピーエンドにしたとのこと。

 まあ、ゼウスの場合は大岡越前の守の役目も引き受けたのだろうが、キリスト教の神はどんどん偉くなって行ったので、ある時点から憚られるようになったのに違いない。


1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年02月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728