一言で言えば、映画版「金魚屋古書店」。
それ以上でもそれ以下でもない。
舞台はテレビ局。主人公は映画番組担当の新入社員。
マンガほどには映画を知らないのであろう芳崎のために、
ちゃんと原作者がついている。映画好きの編集者が、
映画好きの原作者を引っ張り出して無理に説き伏せたのだろう。
もちろん、芳崎も「金魚屋古書店」で見せてくれた芸で
上手く消化して見せてくれる。
気になるのは、芳崎せいむがこんな形で「うんちく漫画家」の地位を
確保してしまうことがよいのかどうかだ。
ひょっとすると、それほどには確保していないのかもしれないが、
それはそれでよいとしよう。
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