みなもと太郎のライフワークにして、膨大な江戸時代の歴史を、
平易かつ感動的に語る偉大なギャグマンガの7巻である。
7巻といっても、その前に潮出版社版「風雲児たち」30巻があるので、都合37巻目だ。
今回の見所は、プチャーチンと川路聖謨の日露国境交渉である。
前半でゴローニンや高田屋嘉兵衛、ペニョブスキーなどのエピソードに
寄り道したことがここで生きてくる。
つまり、前後30巻分くらいの伏線を張っていたということだ。
さて、次は誰が感動させてくれるのだろうか。
そんな思いにかられながら、続きを待ち望む日々が 再び始まるのである。
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