第6回は全編、チャグム篇。
ということで、舞台はタルシュ帝国となる。
馬から降りたタルシュの王子・ラウルは、三つ揃えのスーツのようなものを着ている。
宰相・クールズの制服にある妙に鋭角的なデザインには、どこかスぺオペ感がある。
つまり、これは、強さと正義と開拓精神の国・アメリカだ。
前回、一人で戦ってもタルシュには勝てない、と諭したヒュウゴだが、
今回は、タルシュのヨゴ人は、あなたの民ではないと謎の言葉を残す。
服従してでも生き残れというメッセージは、タルシュの意をくんだ謀略だったのか。
謎は謎のまま、物語は進む。
一方、新ヨゴ国では、カンバル王が帝のもとを訪れる。
藤原竜也と中村獅童(ということは、総司と捨助か)による、
わざと思わせぶりな言葉が飛び交う交渉もさることながら、
歓迎の「神楽」が、かつて日本が世界に誇った白塗りの「舞踏」風なのに拍手。
再び、タルシュ。
帝都の豊かさに、目を見張るチャグム。
源次郎が、秀吉にやられたのと同じだ。
タルシュの論理は、タルシュの豊かさで世界を「幸福」にすること。
やむなき屈服とまさかの脱出。そして、ほんのわずかな希望。
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