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2014年01月19日22:12

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「金魚屋古書店」15巻を読む

金魚屋古書店の店員の斯波さんとセドリの岡留さんの、
マンガをめぐる因縁というか、熱い「友情」を描いた近過去の物語。
1巻分まるごとの中編というわけではないが、いくつかのエピソードが連なりながら、
二人の漫画バカならでは独特の感性による書店論のようなものが展開される。

本屋がはやらない理由は「この店には<答え>しかないんだと思う。」という斯波さん。
そして、しばらくして、その店の雰囲気が変わったという岡留さんは、
「主体の情報量が増えた。それなのにきっちり整理されている。」という。
はて、なんのことやら。
でも、その本屋は来客数は変わらないが、買ってくれる人の割合が増えたそうだ。

後半に登場する古いイギリス漫画好きの高校生は、のちのキンコさんだろうか。
とはいえ、1948年から発表されたイギリスの1コママンガ「St.Trinian's」とは、
まったくとんでもないところから、題材本をもってくるものだ。

そんな連載も15年で15巻、100話を越えた。
巻末には好きなエピソード・好きんな登場人物の集計結果もある。
こういう企画をみると、もう一度最初から読み直して、
なかなか頭に入りきらない登場人物の関係を、もう一度叩きこみたいという気になる。
そんな元気は、さすがにないけれど。
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