最近、本を出しまくっている西炯子の第2エッセイ集。
昨年11月に発行されたもの。
ただし、前のエッセイ集に文章をほぼ使い切っているので、
カラーイラスト16点、モノクロイラスト10点も載せられており
70ページもの連載風書き下ろしエッセイもついている。
もともと、多少、露悪の気がある。
一方で、アツくなることを冷ややかに見る達観さもある。
それでいて、安直な世間の流れに物申したいところもある。
そんなものをかき集めて無頼を目指したが、
気がつくと説教くさくなってしまったようでもある。
とはいえ、もともとの立ち位置が近いからか、楽しく読ませてもらった。
本当のところは分からないが、楽に作ってるなあと思わせるところが、
利点でもあり、欠点でもあり。
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