mixiユーザー(id:34218852)

2016年03月30日09:17

222 view

精神の物語(16) 狛犬と獅子舞からトーテム神に遡る

1枚目 茨城県大子町の浅川ささら
2枚目 普通の獅子舞
3枚目 神社の狛犬  以上、ネットから。

 先日、読売新聞の地方版(茨城県)に、大子(だいご)の滝で有名な大子町の浅川ささら(獅子舞)の紹介記事と写真が掲載されていた。普通に見慣れた獅子舞と印象が違うので、あれ、と思った次第である。普通に立って太鼓をたたきながら踊っている。これは、盛岡に居た時に見た鹿踊りと同じではないか? 
 浅川ささらの獅子には角が生えていて、秋田のなまはげにも似ている。
 そこまでは、普通の連想だとして、いささか飛んでいるのかもしれないが、神社や寺の狛犬を思い出したのである。神社の祭りの本体は御神輿(に乗っておられる神様)の巡行である。神様の巡行を祝って、山車や獅子舞が付いて歩く(今では、私の町内のように別々に巡行する場合もあるが)。その時、山車はよいとして、獅子舞はどこから来たのか。この獅子は実は、神社の前にいる狛犬ではないのか。浅川の獅子の顔と狛犬の顔が似ている。
 つまり、こう考えれば論理的ではないか。神様が巡行する時、当然、門番というか護衛というか、狛犬が先導するのだ、と。神様のいないところを守っていても意味がないではない。

 で、人格神になって、しかも姿を見せなくなった以前は、今は門番になっている狛犬が神様だったのでないのか。つまり、部族のトーテム神である。トーテムとして、今は多くの神社の(山)犬(秩父の三峰神社は山犬そのもの、つまり狼)、鹿島神宮や春日大社の鹿、稲荷神社の狐がいる。鷲神社などの名前もあるので、鷲もそうだったのだろう。鷺踊りもあるし。

2 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年03月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031