先だって、雨の中を散歩してたあと、犬の抜け毛を掻き取っていたら、掌をがぶりとやられた。このバカ犬め。以前、子供の手を噛んだと言うので2度ほど謝りにゆき、柵も作ったのだが、おおげさに言っているんじゃないかと思っていたのだった。牙は伊達じゃないと教えられてしまった。
昨日、今日といい天気になった。しばらくは、初夏の気候でとどまってほしい。
図書館で借り出した、フジコ・ヘミング「青いバラの夢」講談社2007 をパラパラ見て、ピアニストのはずなのに、きれいな絵を描く人と思って、ウィキを調べておどろいた。だいたい、音痴だし演奏家のいい悪いも区別がつかないのだが、1932年生まれで30歳台のこれからという時に、一時聴力を失ってキャリアを中断せざるを得なくなった。有名になったのは、1999年にその生涯がNHKのドキュメンタリーになってからで、60歳後半になっていたとのことである。
しかし、絵は透明な感じで苦労や焦燥の跡を留めていない気がする。1枚目は、「セロ弾きのゴーシュ」をおもわせる。2枚目は母。3枚目は不幸だった友人とのこと。猫や犬が好きだっから、孤独の中に落ちて行ってしまわなかったのだろうか?
孤独と言えば、昔は隠居や隠者に世捨て人だった。ムーミンのスナフキンなどもそうだろう。オタクや引きこもりなどは、隠居の現在形だろうか。あの世に近い往相に留まるのもいいが、還相で現世に戻ってきてほしいと思う。ストーカーなども孤独の出口と錯覚したのだろう。
ペットはぜいたく品ではなく、共生するべきものなのだった。
忌々し犬だが。それに、猫二匹もおしっこをひっかけてくれるのだが。
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