先日読んだ現代アート本で、すっかり気になってしまった芸術家の、
かの問題作が見られるというので、上野へ。
デュシャンの若い頃の絵画もあって、それなりに巧くはあったが、
何と言ってもレディメイドを芸術として認めさせた
「泉」
本当に便器そのものになんちゃってサイン。
ただし今回の展示は1950年のレプリカ。
それでも、元がオリジナル作品ではないから。
デュシャンという変人(或いは思い付きの天才?)の
「遺作」というのも、奇妙というか、ヘン。
亡くなる前から製作し、死後に家族やフィラデルフィア美術館のスタッフが
美術館にインストールしたという。
ドアを覗き見して鑑賞する形式だから、
当然覗く対象がモチーフ。
好みではなかったけど、勉強になった。
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