まず表紙を開いてびっくり。
カラーの漫画数ページで、主人公達を紹介し、
さらに、本文が始まると、彼らの初登場シーンでは、ふりがなとカッコ付の年令。
何なの?ヤングアダルトノベルかラノベ?
と驚きながらも、どんどん読み進んで、まあ面白かった。
若者の流出が止まらない葦村の高校生四人を、
寺の住職を継ぎにやって来た放念が、スカウト。
四人それぞれの秀でた才能を、放念が引き出して開花させようとする。
高校生は、アイドル、高校野球のエース、微生物の研究者ともう一人。
漫画チックな設定で笑えるのだが、
例えばヘボチームが臨む野球の試合など、とても詳細な記述がリアル。
軽い青春小説で、この作家のイメージとは、かなり違うものだった。
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