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2018年11月14日21:21

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「華氏119」マイケル・ムーア監督

Tohoシネマデイということで平日ながら満席の午後の回、
アメリカの中間選挙の報道が続き、ある程度あちらの様子が
わかったところでタイムリーな一本。

アポなし突撃撮影で高名な、ちょっと太りすぎ感のある監督は、
今回は中間選挙だけでなく"得意分野?"の銃乱射事件にまで
スポットを当てて見せている。

自身の故郷米国中西部には、特にディープな取材をしていて
ヒューロン湖に近い、フリントという市での、
鉛による水の汚染に長い時間を割いている。
非アメリカ人にはピンと来ないような町の環境汚染ではあるか、
その水を飲んで健康を害した子供達の様子には、かつての水俣病か思い起こされる。
21世紀のアメリカに、こんな事実があるなんて!

どうも監督はフリントから映画を作ろうと考え出したのではないか、とさえ感じたが、
ある衝撃的な、それこそフイクションのような映像が
いきなり映し出されて、なるほどと合点が行く。

ムーア監督が来日し、日本のメディアは、
この映画はトランプ大統領を風刺していると報じていたように見えた。
確かにヒットラーになぞらえていたりしているが、
「トランプを非難し、笑おう」という映画ではなかった。

フロリダの高校での銃乱射事件と、それに抗議行動を起こした高校生達に密着し
スポットを当てる監督に、共感できて良かった。
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