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日記一覧

実は去年に出ていた本だが、たまたま本屋で売っていたのを発見した。そんなに積極的に追いかけないけれど続きは読みたいし、見つけたら買ってしまうという距離感だ。まず、この巻で気づいたのは、思いのほか丁寧に間違いを正していることだ。要は、ボケに対し

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第1回で1959年の東京五輪招致の場面があったので、最終回も、この1959年の場面の再現になるのだろうと勝手に思っていました。それを残り少ない第四章の冒頭に置いてきたということは、この1959年を新しい出発点として1964年に至る物語をしっかり描きたいとい

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今回は、「東京オリンピック噺」としては完全に番外編です。そのため、ドラマ内時間の「現在」である五りんの世界に寄席シーンは登場せず、ずっと志ん生の病室で展開します。そして、ドラマ内回想の時代は昭和20年、志ん生は満州への慰問旅行に出発します。そ

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キロランケらによる樺太での監獄襲撃が成功し、アシリパの父・ウィルクの秘密を知るキーパースン・ソフィアは解放された。ソフィアの語るウィルクの記憶は、樺太アイヌの豊かな文化に誇りを持ち、高い理想と、冷静な判断力とともに、少数者であることの危機感

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今回、1938年の治五郎先生の死去から43年の出陣学徒壮行会まで5年が経過します。五りんがハリマヤで辛作から聞き取った自分の出生のいきさつを病床の志ん生に語るという仕掛けが施されているため、話が矢継ぎ早になっても違和感を感じさせません。また、五り

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2019年1月に亡くなった橋本治が「小説トリッパー」に、2017年秋号から2018年冬号にかけて連載していた文章の書籍化である。「冬号」はその年の12月発売なので、亡くなる直前まで連載していたと言っていい。橋本治の最後のエッセイであったことと「父権制の崩

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「高畑勲展」を見る
2019年10月04日11:03

東京に行く機会があって、東京国立近代美術館の「高畑勲展」を見ました。まず、冒頭に置かれた年譜が興味深いものかありました。2019年の「高畑勲展」の開催、2018年の82歳での死去から始まり、2013年「かぐや姫の物語」、1999年「ホーホケキョとなりの山田く

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