夕凪である。中国に凪はないのか、日本で作られた漢字である。定家は凪を体験したに違いない。でなければ、「来ぬ人を松帆の浦の夕凪に焼くや藻塩の身も焦がれつつ」という迫真の名歌は生まれなかっただろう。 凪は神秘的でさえある。何しろ夏の夕方になる
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