DCコミックの映画化『クレイフェイス』を見てきました。
マイク・フラナガンやジェームズ・ガンが関わっているだけあって、(ダーク)ヒーロー物というよりは『ザ・フライ』や『サブスタンス』に近いバイオ・ホラー映画のような作品です。
これがとても面白かった。
【物語】
ゴッサム・シティ。売り出し中の俳優マット・ヘーゲン(トム・リース・ハリーズ)は、新作映画がオスカーにノミネートされ、順風満帆であったが、マフィアのボスの女と寝てしまったことで恨みを買い、顔面を切り裂かれてしまう。
仕事も財産も失い、失意のどん底に落ちたマットは、ナノマシンによる最先端医療を研究しているケイトリン博士(ナオミ・アッキー)に助けを乞い、治療を受けることになる。
やがてもとの顔を取り戻したマットだったが、衝撃的な副作用に襲われる。
…一見すると、医療系激痛ホラーのような作品ですが、実は主人公の繊細な心の動きが丁寧に語られていて、それまでのDCヒーロー映画とは異なる出来。強いて言えば『ジョーカー』に近いかもしれません。
「ジキル博士とハイド氏」の時代からある古典的題材も、VFXと特殊メイクで新鮮な作品に。しかもVFXは俳優の演技を邪魔することなく、使われ方もなかなか巧みです。
後半は復讐劇となりますが、これほど痛快で激痛の伴う復讐方法は初めてか。
ちゃんと自分に報いがくるあたりは、『スパイダーマン』にもあったセオリーでした。
★★★★。良かった。
ログインしてコメントを確認・投稿する