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日記一覧

古い邦画の佳作傑作選
2021年09月26日22:39

録りためていた古い邦画をまとめて見ました。どちらかと言うと珍作よりの作品群です。●『猫が転じて虎になる』(1962(昭和37)年日活 白黒・シネスコ)驚異的な長寿命を誇る町に営業にやってきた、保険会社のセールスマン(小沢昭一)。町の実力者が呼び寄

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ブラッド・ピット率いるPLAN Bの新作、『スイング・ステート』を見て来ました。本国アメリカでは配信スルーされてしまいましたが、日本で映画館で見られるのは有難いです。過熱する選挙戦を風刺したライトなコメディです。【物語】2016年、アメリカ大統領選挙

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水俣病の惨状を世界に伝えた写真家W・ユージーン・スミスの物語を映画化した『MINAMATA ミナマタ』を見て来ました。改めて考えると、広島長崎の原爆投下や八甲田山の雪中行軍は映画化されているのに、公害病を正面から描いた劇映画は非常に少ないことに気づきます

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冷戦下に実際に起きたスパイ事件を映画化したイギリス映画『クーリエ 最高機密の運び屋』を見て来ました。主演はベネディクト・カンバーバッチです。この人はル・カレの映画化『裏切りのサーカス』にも出ていたし、クラシックな時代のエスピオナージが似合う

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東野圭吾の小説を映画化したシリーズ第2弾『マスカレード・ナイト』を見て来ました。前作から2年半ぶりの続編です。前作は、異業種バディ・ムービーとしての珍しさと面白さがありました。今回も、一定の水準の面白さを保っています。【物語】練馬区のマンシ

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藤原竜也主演の新作ミステリー映画『鳩の撃退法』を見て来ました。この人の映画はいつも、「ただならぬ何か」を感じさせるので楽しいです。※ご注意。映画の内容に触れる記述があります※【物語】「直木賞作家で今は風俗の運転手をしている津田(藤原竜也)は

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クリストファー・ノーランみたいな映画かと思っていたら、ジョナサン・ノーランがプロデューサーだった映画『レミニセンス』を見て来ました。本編と関係ないですが、新しいワーナー・ブラザーズのロゴ(青いやつ)、慣れないなあ。【物語】近未来、大戦後のマ

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同名小説を長編劇場アニメ化した映画『岬のマヨイガ』を見て来ました。しみじみと良い小品でした。【物語】震災直後の東北。避難所にいた17歳の少女・ユイ(声:芦田愛菜)は、身内を震災で亡くした少女・ひより(声:粟野咲莉)とともに、知らないおばあさん

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村上春樹の小説を映画化し、カンヌで脚本賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』を見て来ました。今年の実写邦画ではベストの部類に入る映画かもしれません。上映時間2時間59分の大作です(ぜんぜん大作然としていませんが)。【物語】舞台演出家にして俳優

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グレアム・グリーンの原作を自らで脚本家し、キャロル・リードが監督したスパイ・スリラー『ハバナの男』をDVDで見ました。『第三の男』コンビが再び作った映画です。大昔にNHK-BSで放送されたのを録画して持っていましたが、見ずにおりました。このたび廉価

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『ウィンド・リバー』がなかなか鋭かったテイラー・シェリダン監督の新作『モンタナの目撃者』を見て来ました。身もフタもない邦題ですが、原題が"Those Who Wish Me Dead"なので、邦題の方が良かったという珍しい例かもです。映画も良かったです。【物語】森

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H・G・ウェルズの「ドクター・モローの島」を最初に映画化した『獣人島』をDVDで見ました。10枚組のお買い得パック「疑惑と迷宮の世界」に収録されている映画です。その後も2度リメイクされていますが、この第1作の怖さは格別です。1932(昭和7)年のアメ

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去年の暮れに地上波NHKで放送され、このたび劇場公開となった『アーヤと魔女』を見て来ました。一部で酷評されておりますが、自分は好きです。原作はダイアナ・ウィン・ジョーンズ。『ハウルの動く城』もこの人です。【物語】イギリスの孤児院で楽しく暮らし

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マーベル・シネマテック・ユニヴァースの第25作となる『シャン・チー テン・リングスの伝説』を見て来ました。キャストのほとんどをアジア系俳優が占めており、最近のハリウッドの潮流を汲んだ作品でもあります。『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界

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