水と油のごとき食い合わせの悪そうな2本の新作映画、『異端者の家』と『マインクラフト/ザ・ムービー』を見て来ました。
●『異端者の家』
A24の製作、ヒュー・グラントが恐怖の紳士を演じる異色の宗教スリラーです。
末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の若きシスター2人が、布教のために郊外の家を訪れる。家主の初老の紳士(ヒュー・グラント)は、2人を家に招き入れるが、その家には戦慄の秘密があった。
…宗教に関する膨大な知識を持ち、決して激高することなく、穏やかな笑顔と軽妙な会話で客人たちを恐怖に陥れる紳士をヒュー・グラントが好演!現在公開中の『ブリジット・ジョーンズ』最新作を先日見たばかりで、このギャップは大きく衝撃的でした。
2人のシスターの性格づけも面白く、それだけに残酷な展開を見せるのが精神的に来ます。
監督コンビは、『クワイエット・プレイス』の脚本も書いた才人(『65』という失敗SFもあったけれど)。キャスティングも成功しています。★★★。
●『マインクラフト/ザ・ムービー』
全米では、今年最大のメガヒットを更新中の大作です。
80年代にゲーム王としてメディアを賑わせたものの、今はしがないゲーム店の店長をしているギャレット(ジェイソン・モモア)。たまたま知り合った、引っ越してきたばかりの姉妹と、移動動物園を営む不動産屋とともに、奇妙な異世界に迷いこんでしまう。
…まあ、知性のカケラも感じないCG大作です(笑)。予告編が公開されたときの酷評ぶりを吹き飛ばすほど大ヒットしているのがなぜだか分からない、ギャグもほとんど笑えない珍品でした。字幕版だったからか、封切り初日というのに客は自分ひとりでした。
自分はゲームは知りませんが、マインクラフトのファンなら果たして笑えるのか。聞いてみたいところです。★★。
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