韓国映画を日本でリメイクしたサスペンス『ショウタイムセブン』を見て来ました。
監督は、『岸辺露伴ルーヴルへ行く』の渡辺一貴です。
【物語】
かつて夜7時のニュース番組「ショウタイム7」の人気キャスターだった折本(阿部寛)は、いまはラジオ番組のパーソナリティをヤル気なく務める日々であった。しかしある夜、番組の生放送中に、ある視聴者から「火力発電所を爆破する」という予告電話がくる。いたずらかと思い、相手にしない折本だったが、発電所は本当に爆破され、犯人は折本を交渉役として指名してくる。
…生放送中に大事件…といえば、古くは『ネットワーク』、近作でも『MONEY MONSTER』『悪魔と夜ふかし』などの傑作があり、当然ハードルは高い訳ですが、前半までは(日本映画には珍しく)スリリングに展開します。
しかし、犯人の実名が明らかになる当たりからサスペンスは急速に縮小し、予定調和なクライマックスに。何とももったいない展開を見せるのでした。
野心に燃える元人気キャスター役の阿部寛は面白く、この役者がここまで腹の内が読めない役を演じるのは初めてかも。事件の犯人もかすむぐらいの怪演をたっぷり見せてくれました(そのためか、他の役者のオーバーリアクトが目立ってしまったのは難点)。虚構を虚構として見せないようにするには、作り込みも大切ですが、やり過ぎると薄く見えてしまうもの。
98分というコンパクトな上映時間は、思いがけず長く感じました。惜しい。
★★★。
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