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2025年02月02日23:02

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医療系時代劇『雪の花 ともに在りて』

小泉堯史監督の実録時代劇『雪の花 ともに在りて』を見て来ました。

どうもこの監督の新作を見るときは、身構えてしまうのですが、今回のは良かったです。

【物語】
江戸時代後期の福井藩では、天然痘が流行し、不治の病として恐れられていた。
町医者の笠原良策(松坂桃李)は、何の手立てもなく死んでいく患者たちに心を痛めていた。そんな折、加賀藩の医師・大竹了玄(吉岡秀隆)より、京都の蘭方医・日野鼎哉(役所広司)のすぐれた医術の話を聞き京都に赴いて弟子入りを果たす。
そこで種痘による天然痘の予防法を知った笠原は、福井藩での実現を目指すが、困難が待ち受けていた。

…天然痘や牛痘、種痘など、むかし読んだ本で知ってはいましたが、かくのごとく困難を経て江戸時代には予防法が伝播していたとは知りませんでした。

吉村昭の原作を題材にはしていますが、主人公の笠原良策をはじめ、登場人物は実在のもの。京都から豪雪の福井まで、峠を越えての決死の病痘の輸送は、血の滲み出るような困難を極めたそうですが、映画でも圧巻の峠越えが見事に映像化されておりました。

主人公の町医者=松坂桃李のまっすぐ過ぎる眼差しには、多少照れ臭くはなりますが、「男の助」と呼ばれた強妻=芳根京子が悪漢を倒すエピソードや、主人公の決意を知って助太刀を出す宿屋の主人(山本學!)など、脇にも光る役者が配置されております。

この監督のベスト1は『阿弥陀堂だより』であることは不動。
でも今回の映画はNo.2の良さです。★★★。
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