明けましておめでとうございます。
何か新年にふさわしい超大作を…と思い、昨年末に買っていたブルーレイで『アラモ』(1960)を、我が家のホームシアターで上映して見ました。
1960(昭和35)年のユナイト映画。
上映時間2時間42分、70ミリの超大作です。
【物語】
1836年。メキシコの支配下にあったテキサスは、サンタ・アナ将軍の圧政に抵抗し、若きトラビス大佐(ローレンス・ハーヴェイ)の指揮のもとで”アラモ砦”での籠城を続けていた。大酒飲みだが武功あるジム・ボウイ大佐(リチャード・ウィドマーク)に、元議員で人気のあるデイビー・クロケット(ジョン・ウェイン)も加わり、士気の高いテキサス軍であったが、砦は7000人ものメキシコ軍に包囲されてしまう。
…ジョン・ウェイン自らの悲願だった企画を、自身の監督で映画化した70ミリ映画です。師匠ジョン・フォードの介入や、アカデミー賞をめぐる宣伝の失敗談など、映画史的にも有名なエピソードが多々ある大作。
202分あったというオジリナル・フイルムは諸事情により見ることが出来なくなり、今回リリースされた国内盤BDも、残念ながらの公開版(162分)でした。40分近くカットされているためか、シーンとシーンのつなぎが不自然な編集もいくつかありました。
撮影は美しく(ブルーレイでのカラーの再現度も非常に高い)、山の稜線を埋め尽くすメキシコ軍とのパノラマ的戦闘シーンの迫力もあり、同時代の70ミリ大作と比べても遜色ない出来。厳格な司令官役のローレンス・ハーヴェイ、無骨で短期なリチャード・ウィドマーク、上手にまとめるジョン・ウエィンなど、キャラクターの描き方も明確で面白いです。
それだけに、ラストの壮絶さは悲壮でした。
何かと批判されることの多い大作映画ですが、今となっては再現不可能な古き良き時代の映画です(リメイク版は映画館で見ていますが、あまり良くはなかった…)。
★★★★。
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