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2024年10月04日16:59

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A24の衝撃作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

A24史上最大規模の大作となった『シビル・ウォー アメリカ最後の日』を見て来ました。

『イギリスは占領された』や『原爆下のアメリカ』など、その時代からみた近未来の架空戦記映画というのは昔からありますが、第2次南北戦争ともいうべきアメリカ合衆国内の内戦を描いた映画は初めてのように思えます。

本国から半年近く遅れての本邦封切りとなりましたが、かえって大統領選挙に近い時期の公開となり、より世相を反映していそうなのが怖かったです。

【物語】
アメリカは、合衆国から分離した「西部連合」と、大統領率いる「連邦政府」とに分断され、激しい内戦状態となっていた。
戦場カメラマンのリー(キルスティン・ダンスト)は、大統領に単独インタビューをするため、駆け出しのジェシー(ケイリー・スピーニー)らと共に首都を目指す。目を覆うような惨状や凄惨な戦闘に出くわしながらも、一行は孤立したワシントンDCに迫る。

娯楽映画として面白いのは、体制側である大統領(連邦)は不利な状況に置かれて陥落寸前、カリフォルニアやフロリダ州からなる反政府側(連合)が勝利寸前であるという状況にあります。全米各都市で展開する戦闘シーンでは、もはや軍服を着て戦う者よりも私服の民兵のような人たちが多くなり、収拾のつかないカオスとなっているのもリアルに感じられました。このあたりは寡作ながらも鋭い演出力のある、アレックス・ガーランド監督の腕でしょう。

ヒロイン役のキルスティン・ダンストには師匠のようなジャーナリスト(スティーブン・ヘンダーソン、渾身の演技)がおり、弟子のような駆け出し(『エイリアン:ロムレス』も記憶に新しいスピーニー)がいて、3世代のジャーナリストたちが全米を縦断するというのも面白かった。3者それぞれが異なる価値観で話すので、どの世代の観客が見ても感情移入できるようになっています。

ノンクレジットで短い場面で出るジェシー・プレモンスが不気味。
赤いサングラスが似合いすぎです。★★★★。

本年のベストテン入り必須か。


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