今日はちょっと慌ただしく、本日封切りの新作映画を3本ハシゴしてきました。
� 慘�みの3章』(アメリカ)
『哀れなるものたち』も記憶に新しい、ヨルゴス・ランティモス監督の衝撃作です。
オムニバス映画で、エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、ウィレム・デフォーらがそれぞれ異なる役で全話に出ています。
第1話 日常生活のすべてを支配されている男が、支配する男から逃れようとする物語。
第2話 遭難事故から帰還した妻が別人に思える夫は、妻に残酷な要求をする。
第3話 カリスマ教祖からある女を探すよう指示された女が、ついに対象の女を探し当てるが…。
まあ、映画の感じ方は人それぞれ自由であって良いのだけれど、これほどまでに敢えて神経を逆なでする映像と音声を繰り出す作品は稀有(しかも3時間近くある!)。極彩色でシュールな時間に耐えられるかどうかは見る人次第。キューブリックの脚本をアリ・アスターが監督したかのような、悪夢みたいな映画でした。★★。
�◆悒咫璽肇襯献紂璽� ビートルジュース』(アメリカ)
ティム・バートン監督の出世作『ビートルジュース』の、35年ぶりとなる続編です。
人気霊媒師として知られるようになったリディア(ウィノナ・ライダー)は、父の葬儀のためにあの屋敷に戻ってくる。霊を信じない、リディアの娘アストリッド(ジェナ・オルテガ)が魔界に連れ去られたため、リディアはやむなくビートルジュース(マイケル・キートン)を呼び出すが…。
35年が経っていても、作品のトーンは1作目のままというのが嬉しい続編。
ツギハギだらけのモニカ・ベルッチに、脳ミソまるだしの霊界の刑事ウィレム・デフォー(また!)も加わり、一層カオスな仕上がりです。サンドワームも昔ながらのストップモーション・アニメで復活。ティム・バートン本来の趣味全開、マリオ・バーヴァまで飛び出すオモチャ箱のような映画。好きです。★★★。
��『Cloud クラウド』(日本)
つい先日、『蛇の道』を見たばかりの黒沢清監督によるスリラー映画です。
”ラーテル”のハンドルネームで転売屋として金を稼ぐ青年(菅田将暉)。ネット上で自然発生的に集まった「ラーテルを殺したい人たち」によって生活を脅かされ、次第に取返しのつかない事態に陥っていく。
…姿の見えない人間に、いつのまにか、それもかなりの数の恨みと憎悪を向けられるという恐怖を描いた秀作でした。終始無表情な菅田将暉の感覚マヒっぷりも凄い。当事者意識がまるで欠けており、「なんでオレが?」とボヤきながら泥沼にはまっていくのが見ていて快感でもあります。★★★。
今日見た3本の中では、『Cloud』がいちばんシャープで好きです。
ガン・アクションもあるし。
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