クリストファー・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー』を見ました。
ノーラン監督、メジャーのユニヴァーサル映画作品だというのに、全米公開から4ヶ月近く経っても本邦公開されていないという曰くつきの超大作。先日、ビターズ・エンド配給による日本公開がやっと決まったばかりです。
これを観ないと年は越せないと思い、北米盤4K UHD BDを取り寄せて、我が家のホームシアターで鑑賞しました。
ただ事情が事情なので物語の内容に触れる感想は日本公開まで控えることにして、概略にのみ触れると、ノーラン監督の近作の中ではもっとも分かりやすい構成の映画です(前2作『インターステラー』と『TENET』が複雑すぎました)。実在の人物の伝記映画だから、というのもあります。
上映時間180分、ほぼ会話劇です。
オッペンハイマーの若手時代から、原爆開発、公職追放後の公聴会のようすを、モノクロ・カラー・ビスタサイズ(IMAX)・シネスコサイズと、表現技法を目まぐるしく転換させて一気に描ききっています。
オールスター・キャストの作品で、オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィはもちろん見事ですが、ロバート・ダウニーJr.が凄いです。ロバート・デ・ニーロに並ぶ豹変ぶりと静かな迫力に圧倒されます。
CGを使わずに描いた、人類初の核実験”トリニティ実験”の迫力の再現は、4Kホームシアターでは限界あり(一方、英語音声がDTS-HD マスターオーディオ5.1chで、うちのサラウンドスピーカーが壊れるかと思ったほどの再現度の高さ)。デジタルを使わずIMAXフイルムカメラで撮影された作品なので、劇場必須です。
★★★★。願わくば、日本でもIMAXシアターで上映されますように…。
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