ニール・ブロムカンプ監督の新作『グランツーリスモ』を見て来ました。
日本発のゲームから出た実話を基にしており、モデルとなった本人がカー・スタントで出演もしています。
【物語】
大学を中退し、プレステのゲーム「グランツーリスモ」に熱中するヤン・マーデンボロー(アーチー・マデクウィー)。日産とソニーが協賛する、「グランツーリスモの優勝プレーヤーを実際のカーレースに出場させる」というプログラムに選ばれたヤンは、ライバルとの激しい競争の果てに、プロのレーシングドライバーを道を歩み始める。
…スティーブ・マックイーンの古典『栄光のル・マン』やフランケンハイマー『グラン・プリ』、トム・クルーズ『デイズ・オブ・サンダー』、近作『フォードvsフェラーリ』など、カーレース映画には佳作傑作が多いです。映画的な見せ場を作りやすく、サクセスストーリーが好きな観客にも受ける反面、ワンパターン化してしまいがちな側面もあります。
ゲームのプレーヤーを本物のレーシングドライバーに育てるという。奇想天外にも聞こえる話ですが、そこはドキュメンタリー・タッチなSFを得意とするニール・ブロムカンプ監督らしく、手堅く仕上げています。
走行中のGTRの爆音が凄まじく、これはドルビービジョンかIMAXで体感したいところ。
通常の2Dスクリーンでは臨場感も半減でしょう。
主人公ヤン役の役者は若手ですが、日産の英国人社員でオーランド・ブルームが、さらに主人公のトレーナー兼師匠となる役でコワモテ俳優のデビッド・ハーバーが共演しており、これがまたいい味です。自分が果たせなかったル・マンの夢を、若き主人公に託すというプロットはありきたりのように見えても、やはり感動的なものです。
ジャイモン・ハンスーのお父さんもいいよ!
★★★。
ログインしてコメントを確認・投稿する