１枚目 珍敷塚古墳とエジプトの壁画（共通点に驚く）
２枚目 アウトリガー付きカヌー ハワイ
３枚目 スティックチャート（海図） これは実際の島（貝で表す）による「うねり」の変化をを示した海図ではなく若者の教育用だとのこと。
著者は1914-2013 つくば市生、東京商船大学名誉教授。船舶、航海、海洋考古学の専門家。
１．本書の内容は、古事記や日本書紀などの船舶・航海記事の意味のとりにくい難解な言葉をポリネシア語で理解できるものになること。ということは古代において太平洋でポリネシア人と日本人の往来があったことになる。日本人も太平洋を航海していたのである。
�‥携愾ァ淵▲泙離ぅ錺侫諭法…擦鯀ゼ鵑卜韻泙蕕擦織▲Ε肇螢�ー付きカヌー
ポリネシア語でＡⅯＡ＝アウトリガー フロート
ＩWA＝軍艦鳥
ポリネシア人は遠くで見えない島を早い段階で発見するために軍艦鳥を使っていた。
��枯野（カラノ） 古事記・仁徳天皇の時に淡路島の巨木で船を作った。
コロンブスはカリブ海で現地人がカヌーに乗っているのを見た。日本にも同じものがあ ったということになる。
軽野（カルノ） 日本書紀・応神天皇の時に伊豆の国で作る。
ここには狩野川もある。
常陸風土記にも軽野の里があると記述されていて、あちこちでカヌーを作っていたことが分かる。
中国語ではカヌーのことを独木船（Tu-Ⅿu-Ⅽhou）という。
一方、ポリネシア語でもTUMU（木の幹）という。インドネシア語やマレー語でも同様。
要するに、ツムは東洋一帯で丸木を意味していた。
➂カヌー２艘を安定させるために繋いだ双胴船をカタマランと呼んでいるが、この語源はインドのタミール語になる。
日本書紀では二俣小舟とあるので、これはカタマランの外形を日本語に写したものに違いない。
山幸彦は無目堅間（マナシカタマ）小舟で海神の宮に案内された。このエピソードを定説では海中に潜って海底にある宮へ行ったとされているが、普通にカタマランで遠くに行ったとみるべき。カタ（しばる）マラン（木）の語源はインドのタミール語で、いくつもの木を縛ったもの（筏）である。
マナシはポリネシア語のⅯANAで、超自然や神の力を意味する。
�ぅぅ鵐匹箸隆愀犬鮗┐垢發里�法華経の付録のような観音経で、インド貿易や航海安全に触れているので、観世音菩薩は航海安全のために信仰されていた。
（そういえば、西遊記では南海の観音菩薩は孫悟空の親友だった。南海とはインド洋のことだったか？）
�グで箸旅顱淵▲錙法．縫紂璽検璽薀鵐匹離泪�リ語（ポリネシア語の一つ）でAWAは水路、海峡
謡曲「羽衣」の三保（ミホ）の浜辺、古事記では御大の御前（ミオのミサキ）
ポリネシア語でMIO は狭い場所の意味。つまり半島。
�ξΡ�（ムツ）はポリネシア語ⅯUTUでは終点の意味。つまり本州北端の奥州で該当する。
�А嵌�咫烏」や「八咫鏡」のヤタは定説では「大きい」としているが、
ポリネシア語のＩ･ＡＴＵＡで、神・女神の意味。つまり神の鳥や鏡である。
日本近海は世界レベルの荒海で、1969年と70年には大型船が相次いで沈没している。貧弱な古代の船ではなおさらのことである。日本人が太平洋や南方に流され、逆にポリネシア人などが流れ着いて航海関係のポリネシア語が日本語に取り入れられたとみられる。
２．日本書紀神功皇后に帆船の記述がある。古代日本に帆船があった証拠である。
和珥津（わにのつ 対馬の鰐浦）から新羅へ渡るときに、「大いなる風順（順風）に吹きて、帆舶（ほつむ 帆のある大船）波に随う」
なお、日本列島の山々は海からの目標になる。また、琉球諸島も南方からの目標として、順々に辿れば九州や日本列島に到達する。
古事記では、大国主に「国譲り」させるために、天鳥船神の先導で建御雷神を派遣したとあるが、建御雷が船で出雲に行ったことを表しているのである。
古代の船 珍敷（めずらし）塚古墳の壁画（福岡県筑後で被害側が日田市に接するうきは市にある屋形古墳群の一つ）
古代エジプトのセン＝ネジェム墳墓（テーベ）の壁画
（日本もエジプトも鳥船であり、太陽が描かれている。ノアの箱舟でも鳥を放って陸地を発見するし、神武天皇もカラスの鳥船に乗っていた。）
月（と太陽）の位置によって潮汐が起きる。
月読命 月読神社 潮汐（満ち潮おおしお・こしお、引き潮）を支配する神
額田王「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」
（古事記・日本書紀では、アマテラス。スサノオと並んで３貴神とされているが、具体的なエピソードはない。しかし、土浦でもあちこちで月読み神社や二十三夜講の石碑をみかける。）
上・中・底筒男命（うわ・なか・そこつつのお）
難波にある住吉神社の三神は航海の神であり、星の神（夕星ゆうづつ）でもある。昼の航海には太陽が、夜には月や星を目印にしたのである。
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