破壊王ローランド・エメリッヒ監督の最新作『ムーンフォール』が、悲しいことに劇場スルーされてAmazon Prime Videoで配信されたので、我が家のホームシアターで見ました。
当初は日本でも劇場公開が予定されていたはずで、製作開始のニュースを聞いてから楽しみにしていたのですが…同監督の前作『ミッドウェイ』同様、中国資本の入ったインディペンデント映画で、非メジャー作品ということも配信オンリーに繋がったのでしょう。
2022年のアメリカ(中国=カナダ合作)映画。
4K UHDによる配信で視聴。音声は5.1chサラウンドです。
【物語】
2011年。スペースシャトル”エンデバー”は、月から飛来した物体の攻撃を受け、クルーの1名が消息を絶ってしまう。生還したクルーのブライアン(パトリック・ウィルソン)は責任を取らされ、NASAを辞職する。
それから10年後。アマチュア天文家のKC(ジョン・ブラッドリー)は、月の軌道が大きく変わるという衝撃的なデータを入手し、NASAに訴えるが、信じてもらえなかった。やがて地球上では天変地異が相次ぎ、NASAの新たな責任者となったジョー(ハル・ベリー)は、ブライアンに協力を要請する。
…21世紀のアーウィン・アレンこと(勝手に呼んでるだけです)ローランド・エメリッヒの底抜けSF超大作なので、科学的な考察や描写を期待してはいけません。この監督の映画は、とことん破壊にこだわったスペクタクル描写を楽しめれば、それで良いのです。
今までの作品に比べると、中盤までのテンポが単調だな…と思って見ていると、主人公たちが月に特攻するあたりから、がぜん面白くなってきます。そこからは見せ場の連続で、有無を言わさないディザスター・シーンのてんこ盛りです。
キャストも意外と豪華で、上記のほか、マイケル・ペーニャやドナルド・サザーランドという顔ぶれです。中でも、オタク風のアマチュア天文家を演じたジョン・ブラッドリーには主人公を食うほどの見せ場があり、クライマックスは大いに泣かせてくれます。
やっぱり残念だったのは、この映画をIMAXの大型スクリーンで見られなかったこと。
これほどIMAX向きの映画は無いのに、これでは監督も無念でしょう。
★★★★。少なくとも4K UHD視聴は必須。
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