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2022年07月27日12:44

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日本の大黒柱・安倍元首相が殺害される10

●国葬が閣議決定、各国に伝達

20220722
<報道>
 読売新聞の記事より。

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安倍元首相の国葬、各国に日程伝達…参列者数「小渕氏の葬儀を超えるだろう」

 安倍晋三・元首相の「国葬(国葬儀)」が閣議決定されたことを受け、政府は22日、関係府省庁に担当部局を設置し、準備を本格化させた。式典当日に向け、費用の検討や参列する海外要人の調整、警備態勢の構築などに政府を挙げて取り組む方針だ。
 松野官房長官は22日の記者会見で、「無宗教形式で簡素、厳粛に行う。心のこもった国葬となるよう、関係方面と密接な連携を取りつつ執行に万全を期していく」と述べた。
 国葬は、岸田首相が葬儀委員長、松野氏が葬儀副委員長を務め、全閣僚や3人の官房副長官らが葬儀委員に名を連ねた。
 内閣府には22日、実務の総合調整を担う事務局が設置された。葬儀委員でもある森昌文首相補佐官が指揮し、内閣府や内閣官房、財務省、外務省、警察庁などの職員約20人で構成。具体的な式典進行や費用などについて検討する。
 海外要人の受け入れ調整のため、外務省は約30人の準備事務局を発足させ、石月英雄アジア大洋州局参事官が事務局長に就いた。同日のうちに、日本と外交関係のある195か国のほか、台湾や香港などの4地域、80の国際機関に国葬の日程を伝えた。(略)
 一方、閣議決定を受け、与野党からは様々な反応が上がった。自民党の高市政調会長は「国葬の形で多くの海外要人が弔問する場を作る意義は大きい」と評価。公明党の石井幹事長は「国民に弔意を強制するものではない」と強調した。
 日本維新の会の松井代表は「反対ではないが、政府には説明責任がある」と指摘。国民民主党の玉木代表も、国葬に理解を示しつつ国会での説明を求めた。
 これまで賛否を明らかにしていなかった立憲民主党の泉代表は、「時の政権が元首相の業績を主観的に判断するのはおかしい」と主張し、反対を明言した。共産党の田村智子政策委員長も「弔意の押しつけにつながる」と批判した。
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●高まる国際的評価

20220721
<報道>
 共同通信の記事より。

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安倍氏たたえる決議採択 米上院で全会一致

 米上院は20日、銃撃されて死去した安倍晋三元首相をたたえる決議案を全会一致で採択した。安倍氏を「一流の政治家で民主主義の価値の擁護者」と評価し、「日本の政治、経済、社会、そして世界の繁栄と安全保障に消し去ることのできない足跡を残した」とした。
 決議は前駐日大使のハガティ上院議員ら70人近い議員が13日に共同提出。安倍氏が「自由で開かれたインド太平洋」の考え方を広めたことに触れた上で、現在の日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」の基礎となる構想を推進したと強調した。米大統領とともに日米同盟を強化し、北朝鮮の非核化や日本人拉致問題の解決にも精力的に取り組んだと指摘した。
 「米国は偉大な友人を失った」としながらも「そのリーダーシップにより、日米が世界中で自由、繁栄、安全を促進し、専制主義や独裁政治に対抗するため今後数十年にわたって協力する基盤が築かれた」と締めくくった。(共同)
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●根拠なき陰謀論と科学的な策謀論の区別を

20220720
<報道>
 日刊SPA! の記事より。黒猫ドラネコなるペンネームの作者による。

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安倍氏銃撃事件はヤラセ」…拡散される陰謀論とそれを支持する人たちの不気味さ

 陰謀論インフルエンサーたちが案の定、嬉々として自説を展開

 誰もが衝撃を受けた、安倍晋三元首相の銃殺事件。

 大きなニュースがあると、必ず「陰謀論」も湧き上がる。筆者はツイッター上で、これまで様々な医療デマや反ワクチン思想などを垂れ流してきたアカウントを事件直後から観察した。
 予想通り、数千〜数万フォロワーを抱えて“陰謀論インフルエンサー”となっている者達が、稚拙な投稿を繰り返している。
 そこには、混乱のなか懸命に救命にあたった方々や、悲しむ多くの人々、そして故人の功績までも踏みにじるような戯れ言の数々が渦巻いていた。
 まず信じられないことに、それら有象無象は、今回の事件を「ヤラセだ」と本気で思っている。単なる検索サイトのバグをスクリーンショットし、「2日前に記事が用意されていた」との画像まで拡散する始末だった。「報道が早すぎる」「メディアのヘリの方が先に病院に到着した」などの疑念が募ってそうさせたようだ。

◆しょせん陰謀論者は素人、プロの仕事を理解できない
 記者が多数いる状況下で起きたことだから、情報が早いのは当然だ。
 大手メディアの記者は、たとえ若手で未熟でも、何か事件があった時はすぐデスクや本社の指揮系統に連絡することを叩きこまれている。その伝達によって社内で記事が作られ、素早くネットに流せるシステムも確立されている。
 全国紙で警視庁担当も務めた元記者によれば、「今回の一報(速報)は遅かったぐらい。『何か音がして安倍さんが倒れている』との事実だけで記事を流すのは当たり前」。ヘリ手配についても、「大事件であり、ヘリを使える社なら数分程度で飛ばすかどうか判断したはず」と話す。
 これに関連して「犯人の名前や家が分かるのが早すぎでは」「なぜ容態や運ばれる病院が分かるのか」などの疑問も全て一蹴できる。
 「警察や官邸筋から記者に情報が渡ることは珍しくない。現場でレク(発表)がなくても、県警からの警察庁への報告をいかに早く手に入れるかが勝負。東京で事件担当を任される力量でそれができない記者はまずいない」(同・元記者)
 一般からすれば情報漏えいとも思われそうだが、事件のニュースは通常このようなルートを持つ記者たちの迅速な働きで読者や視聴者に届けられる。「早すぎる」のはプロの仕事をこなした証だ。

◆また出てきた、「亡くなったのは影武者」説
 そして当たり前だが、警察もまたプロであることを忘れてはならない。「銃創が不自然」「他の銃弾が見つかっていない」など、ネット上で勝手な検証を始める者は後を絶たなかったが、少なくとも素人が思い付くような懸案を調べない訳がない。要人警護の不備を指摘される中にあって、捜査上の見逃しは許されない。既に銃創も解説され、銃弾の跡も見つかったと報じられている。
 「ヤラセ」の根拠として、噴飯ものの“都市伝説”も拡がっていた。「クライシス・アクター」と呼ばれるものだ。異なる事故や事件現場の画像から似た人を見つけ「また同じ人が出演している=茶番である」と騒ぐ程度の低いネット民がいる。
 特に有名なのは「M・H(実名イニシャル)」という女性で、実在の人物だ。テレビ局員として現場レポートやいくつかの番組に出演した画像が出回ったことから誤解され、陰謀論者の誹謗中傷の的にされている。
 今回は救命措置をする輪の中にいた女性がM・Hさんとされ、「やっぱりね」などと揶揄を受けていた。
 荒唐無稽が過ぎる「安倍元首相生存説」も流れた。「本物は逃げている」「亡くなったのは影武者」などの妄言が確認できる。これらはQアノン信奉界隈などではおなじみ「ゴム人間」という用語が源流。著名人はゴム製マスクをかぶった偽者が多い、とのことだ。介抱される安倍氏の「ズボンが後ろ前」との指摘もあった。これは「状況が裏返ることのメッセージ」らしい。

◆現実と虚構の区別がつかなくなると、別の形で再び悲劇が起こる
 いずれも何を言っているかよく分からないが、「耳の形が」「首の皺が」「服装が」と、画像の映り具合で騒ぎ立てる者は一定数いる。政治家や芸能人は特に標的にされやすい。
 こうした幼稚な話で通じ合うコミュニティーと化したものが、ネット上にはある。画像や映像などの断片的な情報から、今回も例えば「(小道具の)血糊に違いない」などの不謹慎な発信をし、それを称え合う者がおそらく万単位でいた。実に不気味だ。
 JFK暗殺、911テロなどでも分かるように、「陰謀論」はどんなに論破されても後世まで根強く残る。根拠の薄い話がいつの間にか「隠された真実」とされて拡がり、故人や傷付いた人達を冒涜する。
 今回の事件でも、それでなくても表現の自由の範疇を超えた投稿が散見された。事実と反する話を嘲笑とともに多く流すアカウントには、プラットフォーム側の厳しい対処をお願いしたい。
 このコロナ禍では、流言を鵜吞みにする人達と、社会との分断が確実に生まれている。現実との境界が失われてネットの闇に溺れる人が増えれば、また違った形の悲劇も起こりかねないだろう。<文/黒猫ドラネコ>
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 黒猫ドラネコ氏は、「JFK暗殺、911テロなどでも分かるように、『陰謀論』はどんなに論破されても後世まで根強く残る」と書いている。JFK暗殺、911テロには、様々な疑惑が出ており、米国政府が事実を公表していないので疑惑に留まり、「論破」はされていない。だが、黒猫ドラネコ氏は、「論破」されているかのように書き、今回の安倍氏殺害事件で現れた様々な書き込みを同じレベルのものと決めつけている。

20220720
<ほそかわ>
 私は、根拠なき空想文学的な陰謀論と、社会科学的かつ自然科学的な策謀論を区別しています。
 根拠なき空想文学的な陰謀論は、事実の裏付けを欠き、また検証を求められることなく流行します。マスメディアや権威主義的な知識人は、様々な角度から物事を検討する議論に対しても十把一絡げに陰謀論というレッテルを貼り、取るに足らない妄説として、言論の場から排除します。また同時に、荒唐無稽な空想に走り、無責任に極端な主張をする陰謀論は、事実・実態に迫ろうとする真摯な取り組みをも、それらと同じような類いのものと人々に思わせるものとなっています。その結果、かえって真相がカムフラージュされてしまいます。
 私は、今回の安倍元首相の殺害事件について、過去の様々な事件から考えて、背後に組織的、国際的な策謀がある可能性を排除せずに、事実を注意深く分析、検討する必要があると思います。しかし、根拠なき陰謀論が流布拡散されることによって、重要な問題点を指摘する策謀論も、陰謀論として同様の扱いを受けることになっていると思います。最初から、何の根拠もなく、アメリカの陰謀だ、CIAの仕業だ、いや中国だ、北朝鮮だ、ロシアだと決めつけるのは、先入観と思い込みによる臆断でしょう。

20220725
 ZAKZAKの記事より。

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安倍元首相銃撃、消えた弾丸 致命傷を与えた銃弾がいまだ見つからないとの情報 自民・青山議員が告発「貫通なし、司法解剖でも未確認」

 安倍晋三元首相が、参院選の街頭演説中に銃撃を受けて死亡した事件をめぐり、安倍氏に致命傷を与えた銃弾がいまだに見つかっていないとの情報が浮上した。救命措置を担当した医師も事件当日に語っていたが、自民党の治安・テロ対策調査会で20日、警察庁の担当者が「銃弾はなかった」と語ったというのだ。この証言を伝えた同党の青山繁晴参院議員(69)のユーチューブ動画「消えた銃弾」は、25日朝時点で36万回の再生回数となっている。
 20日に非公開で開かれた自民党治安・テロ対策調査会には、警察庁の警備局長や捜査1課長、経産省の職員らが出席し、事件について説明があったという。青山氏は、銃弾の弾道などについて質問した。
 動画によると、警察庁側は、安倍氏について銃弾が身体を貫かず、体内にとどまっている傷「盲管銃創」が確認されたと説明した。
 このため、青山氏が「それでは安倍氏の体内に銃弾は残っていたのか」と聞いたところ、警察庁側は「残っていなかった」と答えたという。青山氏が「(銃弾を)捨てたのか」と確認すると、警察庁側は「貫通していないが、銃弾はなかった」と返答したという。
 確かに、事件当日の8日、安倍氏が搬送された奈良県立医科大学付属病院で、救命措置を担当した教授は同日夕の記者会見で、「手術しているときに弾丸は確認できなかった」「銃創が2つあった」と語っている。
 奈良県警はその後、徹底的に捜査しているはずだが、まだ銃弾は見つかっていないということなのか。
 安倍氏を襲撃した山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=は、警察の取り調べに対し、「一度に6発の弾丸が発射される仕組みだった」と説明しているという。発見されたカプセル状の物体に弾丸6発を入れて発射する構造だった可能性が高い。
 青山氏は注目の動画で、「(警察側に銃弾については)丸薬のような小さな丸いもの(と確認した)」「警察が噓を言っているとは思わない」「警察側も(銃弾が見つからずに)頭を抱えているのではないか」「(死亡後の)司法解剖で見落とされることはあり得ないので、それ以前の段階で紛失したのではないか」「陰謀論とは別にしても事件には未解明な部分がある」などと見解を示している。
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●統一教会の政界での暗躍

20220721
<報道>
 日刊SPA! の記事より。作家・評論家の古谷経衡氏の発言。

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「安倍元総理と旧統一教会のつながり」は常識。犯行の正当化ではない/古谷経衡

 (略)旧統一教会は岸信介と、戦後右翼の二大フィクサーと言われた児玉誉士夫(鳩山自由党設立を支援)、笹川良一のラインで繋がっており、同時に反社会的勢力(戦後右翼)などと関係があり、かれらやその界隈が反共のスローガンのもと、1968年に国際勝共連合を設立したことは事実です。
 反共産主義(反共)を鮮明にして中国との国交回復(台湾断交)に反対したのが福田赳夫の清和会が誕生した要因のひとつでありましたが、前述したようにこの界隈は鳩山自由党の時代、さかのぼれば児玉誉士夫が統率した「児玉機関」(戦中の軍による戦略物資買い付け機関)と繋がっています。
 また岸、児玉、笹川の三名はいわゆる「巣鴨プリズン」出所組であり、釈放後はアメリカの極東戦略(反共主義)が背後に見え隠れします。このような歴史から、自民党清和会は伝統的に反共で、旧統一教会や国際勝共連合との関係が最も強い派閥となりました。清和会のプリンスと言われ、岸の孫である安倍元総理が縁故関係により旧統一教会とつながりがあるという事実は、戦後政治史・戦後保守史を少しでもかじっていれば常識的で、皆知っています。
 ただし、ソビエトが崩壊し反共の主敵を失った以降の旧統一教会とその関係団体は、バブル期のいわゆる「霊感商法」「合同結婚式」など世論から批判を受けたこともあって、右派界隈の中では存在感が弱まっており、代わって1990年代後半からは宗教右派の集合体である「日本会議」の方が権勢が強まることになりました。安倍元総理が旧統一教会と関係があったことは事実ですが、かつてほどの濃密な関係かどうかまでは断定することはできかねます。(略)
 旧統一教会、国際勝共連合の影響力はとりわけ21世紀に入って減退傾向であり、旧統一教会の信徒数も数万〜多くて10万人程度とされています。自民党清和会を支援する宗教団体としては「中堅規模」であることは認識するべきです。(略)
 旧統一教会と自民党清和会の関係性はすでに述べた通り既知のことで、「関係がない」というのは無理な話です。一方で「政権の隅々にまで入り込んでいたズブズブの関係」というほど濃い関係だったのかどうかまでは留保が必要です。
 言わずもがな、政権に最も影響を与えている宗教団体は旧統一教会ではなく信徒数200万〜300万人ともいわれる創価学会です。
 旧統一教会と自民党清和会、安倍元総理との関係性は「あった」訳ですが、その濃淡については広く議論することが求められます。それとは別に、宗教二世の問題や、旧統一教会による金銭等の被害者の救済は、これもまた別問題として追及していかなければなりません。
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20220720
<ほそかわ>
 岸信介元首相のほか、統一教会の日本での活動を支援した政治家の代表格が、福田赳夫元首相。
 1974年(昭和49年)に文鮮明氏が日本で行った「希望の日フェスティバル」は、大きな資金力と動員力を感じさせました。この年は、私が大学に入学した年。一方で過激化した極左の残党が反日爆弾闘争へ、他方で韓国の反共かつ反日の宗教団体が大々的に日本で活動。既存の政治社会思想ではとらえきれない状況となりました。
 「希望の日フェスティバル」の運動の頂点は、帝国ホテルでの晩餐会。岸氏が名誉実行委員長、来賓代表が次期総理候補の福田赳夫大蔵大臣。福田氏は、次のように挨拶。
 「アジアに偉大なる指導者現る。その名は文鮮明である。
 私はこのことを伺いまして久しいのでありますが、今日は待ちに待った文鮮明先生と席を同じくし、かつただいまは、文先生のご高邁なご教示にあずかりまして、本当に今日はいい晩だなと気が晴れ晴れしたような感じがいたすのであります。
 今日は文先生から『お前らは神の子である』という激励を受けまして、少し何かえらくなったような感じもいたします。私は『この神の子である』というのは、世の中のために大いに奉仕していく。またそういう気持ちになった日本人個々を育て上げなさいと、こういうことであろうと受け取りました。
 今日は文先生本当に立派なお話を承りましてありがとうございました。心から御礼を申し上げます」
 絶賛ですね。浅はかで卑屈。反日韓国人宗教家に騙されているのに、自分ではうまく利用している気になっている。情けない。
 総理大臣にまでなった保守の大物政治家が、共産主義から日本を守るために、日本精神の復興促進に協力するのではなく、韓国の反日的な宗教団体の力を利用したことによって、どれだけ自民党がゆがめられ、日本が侵されてきたことか。とりわけ選挙で権力を握り、拡大するためには、なんでも利用しようとする政治家のあさましい権力欲が、日本のあり方をどれほどおかしくしてきたことか。
 福田赳夫氏は、息子の康夫氏も総理大臣。孫の達夫氏は現在の自民党総務会長。

 次回に続く。

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 『人類を導く日本精神〜新しい文明への飛躍』(星雲社)
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