去年の暮れに地上波NHKで放送され、このたび劇場公開となった『アーヤと魔女』を見て来ました。一部で酷評されておりますが、自分は好きです。
原作はダイアナ・ウィン・ジョーンズ。『ハウルの動く城』もこの人です。
【物語】
イギリスの孤児院で楽しく暮らしていた少女アーヤ(声:平澤宏々路)に、とつぜん引き取り手が現れた。引き取ったのは、魔女のベラ・ヤーガ(声:寺島しのぶ)と、表向きは小説家ということになっている魔法使いのマンドレイク(声:豊川悦司)であった。
ベラの仕事の手伝いをさせられ、窮屈な生活に嫌気が差したアーヤは、しだいに魔法や呪文を覚え、逆に大人たちを翻弄していく。
…魔女の下で労働を強いられる少女が、機転を利かせ、反対に魔女たちを操りだすというプロットが痛快。ヒロインの少女がふてぶてしく、小ずるい性格で、たくましく生きていくのが楽しい小品です。
70年代にロックバンドだったという魔女たちの過去から、今に引き継がれる要素が徐々に出てくる展開も素敵。
しかし欠点もあり、例えば主役3人の声は良いのだけれど、キーパーソンとなる主人公の母親魔女の声に違和感があります(外国のシンガーらしく、かなり練習して日本語を発していて頑張ってはおりますが…)。
全編3DCGで描かれた絵にも賛否があるようですが、自分はこの点には問題を感じませんでした。むしろ表現の幅は広がったと見ています。
★★★★。宮崎吾郎の監督作としてはベストな1作です。
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