ボリス・カーロフの主演映画のDVDを続けて2本見ました。
国立映画アーカイブでも収蔵していないような珍品DVDを、10枚組2000円で出してしまう謎メーカー・コスミック出版から出ていたもので、「戦慄と夢幻の世界」というタイトルでリリースされていたDVD-BOXからです。
●『魔の家』(1932年ユニヴァーサル)
尊敬する映画評論家・児玉数夫先生の本で読んで以来、ずっと見たかった映画。
(先生は日本初公開時に封切りで見ておられて、今なお健在!)
嵐の中、立ち往生してしまった男女が駆け込んだ古い屋敷が狂人だらけで…というお話です。
ボリス・カーロフは一家の使用人役で、顔に大きな傷があり、口がきけないという設定。
監督がジェームズ・ホエールの割には恐怖感薄し。雰囲気はgood!★★★
●『死体を売る男』(1945年RKO)
19世紀の英国で、墓から死体を盗んで解剖していた医師と御者の実話を映画化(原作はスティーブンソン)。
監督がのちの名匠ロバート・ワイズで、演出が非常に丁寧。怪奇映画というよりは優れたドラマです。
ボリス・カーロフは死体を盗む御者の役で、メフィストフェレス的な悪役。悪魔的なのに紳士で、気品があります。ベラ・ルゴシも出ていますが損な役でした。
カーロフにとってはベストな1本!★★★
…このDVD-BOXにはほかにも、『モルグ街の殺人』(1932)や珍品『猿の手』(1948)もあり、しばらく楽しい怪奇映画の日々です。
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