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2021年04月16日23:36

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ラストの演説は今にも通ず 『5月の7日間』

大むかしにBS-NHKで見て以来の映画『5月の7日間』がワーナー・アーカイブ・コレクションから廉価版DVDで出たので買って見ました。むかし見た時のままの傑作でした。

邦題を、漢字表記の『五月の七日間』だと思っていましたが(リリースされたDVDも同じ)、本邦初公開時は数字の『5月の7日間』だったようです。

1964(昭和39)年のアメリカ映画で、パラマウント映画です(DVDはワーナーから)。

【物語】
空軍のスコット大将(バート・ランカスター)に仕える副官のケイシー大佐(カーク・ダグラス)は、参謀本部内の不審な動きに気づく。それは、軍の高官によるクーデター計画を意味していた。
大佐は、支持率の低迷に苦しむ大統領(フレデリック・マーチ)に調査を進言。しかしクーデターの幹部たちは、大統領の側近の口を次々にふさいでいく。

…監督はジョン・フランケンハイマー。最高に脂が乗っていた頃の作品で、60年代は『大列車作戦』『影なき狙撃者』『グラン・プリ』と傑作揃い。もちろん本作もその一つです。

モノクロで、ドキュメンタリーを思わせる落ち着いた絵づくりをしつつ、俳優の演技は白熱級。静かに火花を散らす大統領=フレデリック・マーチVS空軍大将=バート・ランカスターの一騎打ちの緊張感と来たら!

冷徹に、着実に任務をこなすカーク・ダグラス、飲んだくれ議員のエドモンド・オブライエン、機転を利かせて最後を遂げるマーティン・バルサム、女の哀しさを秘めたエヴァ・ガードナーなど、共演陣もベストな演技を見せます。

ラストの大統領の演説は、今の世の中にも充分通じるものでした。

傑作。★★★★。
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