mixiユーザー(id:6337596)

2021年04月04日02:13

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古い日本映画を2本堪能

古い日本映画を立て続けに2本見て、大満足です。
こういうのを見ていると、新作映画に行かなくても満足気になり、困ったものです。

●『探偵事務所23 銭と女に弱い男』(1963年日活)
探偵事務所23の所長・田島(宍戸錠)が、銃の密輸ルートを壊滅させんと奮闘するアクション映画。鈴木清順監督の『くたばれ悪党ども』の続編で、1作目はカラーでしたが本作ではモノクロとなり、華やかさは減退しています。

それでも宍戸錠のしなやかなアクションをたっぷり堪能できる佳作でした。
劇中、宍戸錠が寝た女の部屋にショーン・コネリー=007のポートレート(恐らく『ドクター・ノオ』の)が飾ってあり、ボンド映画の流行ぶりを取り入れた映画としてはかなり早いものであることに驚きました。★★★。

●『憲兵と幽霊』(1958年新東宝)
戦時下の日本。憲兵中尉の主人公(天知茂)が、その地位を悪用して部下を殺し、妻を奪い、中国に逃走。しかし悪事が明らかになると、殺した者たちの幽霊が次々と現れ…。

中川信夫監督×主演・天知茂による怪奇スパイ映画。太平洋戦争下の憲兵と幽霊という組み合わせが意外で面白い。天知茂の悪の主人公が格好よく、極悪の限りを尽くしつつも自らの悪事で自滅していく虚無的なヒーローで、画面にくぎ付けになること必至です。

モノクロ・シネスコサイズの画面いっぱいに広がる処刑された男の血みどろの姿は、現代のホラー映画が束になっても敵わない、”業”に満ちていて快感です。★★★★。
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