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2020年10月12日00:31

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雷蔵対伊藤雄之助 市川雷蔵祭2本立て

市川雷蔵祭の地元での興行もあとわずか。という訳で、雷蔵映画を2本続けて見て来ました。

偶然ですが、どちらの映画でも、個性派俳優・伊藤雄之助が準主役として出ております。

●『忍びの者』(1962(昭和37)年大映 白黒シネスコサイズ)

織田信長(城健三郎=若山富三郎)を暗殺せんと暗躍する忍者・石川五右衛門(雷蔵)の物語です。
共演が凄い。先述の伊藤雄之助(2役)のほか、雷蔵のライバル忍者役で西村晃。
ほか岸田今日子、藤村志保、加藤嘉という豪華な顔ぶれ。忍者の役なので機敏な動きをする加藤嘉、伊藤雄之助の姿を見られる珍しい映画でもあります。

監督は”赤いデミル”こと山本薩夫。社会問題の映画も撮れば『座頭市』も撮るし、娯楽超大作も撮るというバランス感覚です。

消耗品のように使い捨てられてゆく忍者は、同時期に流行していたスパイ映画のスパイと同じ。さぞ非情なラストが待ち受けているかと思いきや、救いのある最後だったのが意外でした。★★★。

●『眠狂四郎女地獄』(1968(昭和43)年大映 カラー・シネスコサイズ)

ある藩のお家騒動に巻き込まれた狂四郎(雷蔵)が、訳ありの浪人たち(田村高廣、伊藤雄之助)らと共闘し、時には対立しながら、巨悪に立ち向かうという筋書きです。
シリーズ第10作で、監督は田中徳三。やはりこのシリーズは三隈研次監督の作品が面白く、やや見劣りしてしまいます。

狂四郎に差し向けられる女刺客たちのエピソードが唐突で、あまり本編と関わらないものもあり、まとまりの無さが残念でした。悪玉役の小沢栄太郎はさすがのハマリ役です。

狂四郎以外の剣豪2人、田村高廣と伊藤雄之助にはそれぞれ見せ場もあり、そこは楽しめます。★★★。
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