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2020年06月07日20:30

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車を買う契約をした。そのあと札幌に行って肉まんを食べて戻ってきた。

今の自分の車は今度の八月半ばで十年を迎える。今の車はワイパーがきちんと止まらなくなってる。リアウインドウのウオッシャー噴射口が割れている。運転席の足元のゴムのプレートが外れている。タイヤを止めるボルトが錆びてきてタイヤのナットと固着している。あと車の下取りの査定に出したらエンジンとミッションからオイル漏れがあるとのこと。おまけにタイヤもツルツルだ。これを平たく言うと寿命ということなのだろう。お金を出して直すか車を買えるかということになり車を買うことにしたのだ。ただ直すか買うかは結構悩んだ。

新しい車を買うことについて欲しい車は、林道を走っても車の床をぶつけづらい腰の高い車であることと、後ろがフラットになって寝袋を引いて足を伸ばして寝られる、この二点が最重要なポイントだった。次になるべく安いこと、自動追突防止とか今風のハイブリッドとかあるのもポイントにした。

suvで後ろが平らになる車は今はなかなか見つからない。そういう点で言えば今のエクストレイルはとても良かったのだ。今の車が全く壊れてなければ多分車検を通して二年間乗っただろう。でもそろそろ17万㎞になる。NOトラブルとはならないだろうし、今回車検を通して壊れてるところを直しても二年間きちんと壊れずに乗り続けられるかは全く保証できないということだった。

なんとなくネットで後ろがフラットになる車を調べたら、新型エクストレイル、ヴェゼル、新型ラブフォーぐらいかなと絞り込んだ。ただ現行のエクストレイルは乗るつもりはない。後ろが斜めってる車を出した時点で自分としては裏切られた気持ちで、新型エクストレイルを日産のショールームで見たときは絶対に買わないと心に誓ったのだ。その誓いを貫徹するつもりでいたのだ。

あとはヴェゼルかラブフォーなのだが、単純に値段の安い方でヴェゼルにした。今回初めてトヨタのディーラーで車を買う相談をしたのだけどすごい金額で値引きの提案をしてきて、こりゃ心を動かされてトヨタの車を買う人たくさんいるだろうなと思った。ただその値引きの提案でさえヴェゼルの方が安いのだ。80万ぐらい違った。もちろんラブフォーの方が昨日とか性能とか優れているのだろう。それでもこの価格差は辛いかなという感じだ。単純に値段関係なく車を選べと言われたらおそらくラブフォーになると思う。さすがトヨタ世界屈指の自動車メーカー、作る車も営業の人もクォリティ高いなと感じた。

値段的には三百万とチョツト。床マットとかナンバー盗難防止のナットとかサービスしてもらった。もしかしたらもっと粘っていたら値引きを引き出せたかもしれないしうまい交渉をしていたら違うおまけもついたかもしれない。そもそももっと林道を走れて寝るのに居心地のいい車が別にあるのかもしれない。でも自分はもう疲れた。車の下取りのメールを各所に出して見てもらい、トヨタとホンダのディーラーに何度も通い、別な可能性を考えることなど、車のことにエネルギーを使うのに飽きたのだ。そういう点で言えば自分はそこまで車が好きな人間なのではないのだと思う。

それでも今のエクストレイルは十年近く乗ってヒヤヒヤする林道を何度も通って車の後ろでビール飲んで寝て山に登って家まで送り届けてくれた。下取りの査定であちこち壊れてる話を聞くと、よくやってくれたなと感謝の気持ちが湧いてくる。このあと売られるのか部品取りになるのか良く分からないが幸多かれと思う。ボログルマの幸がなんなのかはともかく。

注文書にハンコを押したら社長が出てきて名刺をくれて挨拶された。もっと負けろとは思ったが悪態をつく元気も湧かず、車のことに関することに一区切りがついてちょっとホッとした感じが強い。車のことで悶々とどうしようか悩むことに解放されたのだ。あとは淡々と必要書類と支払いをこなして八月の納車を待つことになる。

ディーラーを退出して道を挟んだ向かいにある焼肉屋でビールと焼肉を食べた。三千円行かなかった。ランチセットでビール二杯と梅酒を飲んだ。百円のカルビもあった。３時ぐらいでも賑やかな店内だった。新コロナの影響を脱しつつあるのかな。