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2020年05月04日02:58

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初夏の夜長にホラー映画 『大鴉』

いま午前2時44分で、これから寝るところなのですが、良いホラー映画を1本見たのでよく眠れそうです。

見たのは戦前ユニバーサル・ホラーの1編『大鴉』。
ボリス・カーロフとベラ・ルゴシという2大スターが共演しています。

1935年のアメリカ・ユニバーサル映画です。もちろん白黒です。

【物語】
判事の娘を交通事故の大怪我から救ったヴォリン博士(ベラ・ルゴシ)は、エドガー・アラン・ポォに傾倒する天才外科医であった。
娘を自分のものにしたくなった博士だが、父親の判事に断られ、激しく逆恨みをする。
ちょうどその時、警察から逃れるために整形外科をして欲しいとやってきた殺人犯ベイトマン(ベラ・ルゴシ)をだまして顔を醜く整形した博士は、ベイトマンを操り、判事や娘を地下の拷問部屋に監禁する。

…あらすじを見ても分かるように、ポォの「大鴉」の映画化ではなく、「ポォが好きな狂人博士」の物語です。ポォの「落とし穴と振り子」に登場する有名な拷問装置が登場するので、そちらの方に近い感じです。

 ベラ・ルゴシの狂人博士が本当に楽しそう。楽しくて仕方がないといったワクワク感丸出しでせっせと拷問にいそしむ姿は、怖いというよりは笑えてきます。

一方のベラ・ルゴシは、顔半分が醜く崩れた姿で登場。このメイクが凄い。本当に嫌悪感を催すほどで、クリストファー・リーの出世作『フランケンシュタインの逆襲』にも匹敵するレベルです。

拷問部屋のセットが素晴らしく、電気仕掛けで作動し、部屋が丸ごとエレベーター仕掛けで上下する大掛かりな装置も。

61分という短さですが、サービス精神とホラー精神をたっぷり盛り込み、2大スターの共演もあって、大満足の映画でした。

★★★★。
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