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2020年05月02日18:20

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未開封映画�� ヒッチコックにもヤングにも及ばない 『見えない恐怖』

リチャード・フライシャー監督のサスペンス映画『見えない恐怖』を見ました。
オンデマンドDVDで購入していたものです。

盲目の女性が正体不明の殺人犯に狙われるという点では、テレンス・ヤング監督の名作『暗くなるまで待って』によく似ています。

1971年アメリカ=イギリス・コロムビア映画。
カラー/ビスタサイズです。


【物語】
事故で盲目となったサラ(ミア・ファロー)が、イギリス郊外の叔父の家に滞在しに来る。
近所の厩舎には、恋人のスティーブもいた。
ある時、スティーブがプレゼントしてくれた馬で散歩し、帰ってきたサラは、叔父一家が惨殺されていることに気づき、パニックになる。


…盲目のミア・ファローが滞在する邸宅は、もちろんバリアフリーなどではなく、段差も階段もある屋敷(事情が事情なのに2階の部屋に泊められるのはちょっと変だった)。障害だらけの環境で、気丈にも人の手を借りずに暮らそうとするミア・ファローが好演しています(嫌いな女優ですが)。

一家が皆殺しにされている中、目の見えない主人公が気づかずに1日のルーティンをこなすシーンがスリリングです。台所に散乱しているガラスの破片を踏みそうで踏まないというのも、本筋とは無関係ですがハラハラさせられます。

最初から犯人を映しておきながら、犯人のブーツだけにとどめ、最後まで顔を出さないのは面白かった。それだけに、犯人の正体が分かったときの拍子抜け感が大きくてがっかりでした。

監督のリチャード・フライシャーは、冒険映画『海底2万海里』『ミクロの決死圏』や、殺人ミステリの秀作『10番街の殺人』『絞殺魔』もあるので期待しましたが、以上の点が興味深いとしても、この映画は小品に留まっています。ミア・ファロー以外に目ぼしいスターがおらず、地味だったのもやや残念。これでヒッチコックやデ・パルマ的な技巧があれば、もっと面白くなったと思いますが、それは無いものねだりという奴でしょう。

★★★。89分という上映時間はちょうど良かったです。
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