ケイリー・グラントとソフィア・ローレンが共演したロマンティック・コメディ『月夜の出出来事』をDVDで見ました。
監督は、午前中に見た『合併結婚』のメルヴィル・シェイベルソン。
子だくさんな映画が好きなのか、この映画でも3人の子どもたちに翻弄される大人の男女を描いています。
1958年、アメリカ・パラウント映画。
カラー/後期の純正ビスタビジョンによる作品で、DVDでも映像は高精細でした。
【物語】
別れていた元妻が事故死したため、3人の子どもたちを引きとることになったトム(ケイリー・グラント)。子どもたちはトムには懐かず、慣れない子育てに奮闘するトムだったが、迷子になった末っ子を見つけてきてくれたイタリア娘シンシア(ソフィア・ローレン)に家政婦を頼むことにする。
住む予定だった家がアクシデントで破壊されたため、一家は河に浮かぶボートハウスで生活することになるが…。
…さすがはケイリー・グラント、このタイプのロマンティック・コメディはお手のものと見えます。子どもたちを引きとってからの相次ぐトラブルの中にあっても、何とか生活を維持しようとする二枚目半な姿がおかしい。この主人公、何の仕事をしているのかが今一つよく分からないのですが、どうやら国務省がらみの重要な仕事のようです。
対するソフィア・ローレンはまだ20代半ば(ものすごい美人!)。
最初は大スターとの共演に緊張しているようにも見えましたが、ケイリー・グラントのリードでほぐれていく様子が見てとれます(撮影中、ローレン本人はグラントとのロマンスに期待していたらしいと、本で読んだことがあります)。
劇中、ソフィア・ローレンがケイリー・グラントに、「あなたに一つ言ってなかったことがあるの」と告白し、グラントが「何だい?」と問うと、「料理と洗濯と掃除ができないの」と言います。この時のケイリー・グラントの困ったような呆れたような顔。最高です。
スラップスティックな展開が見どころの前半に比べて、後半が急にしっぽりと艶っぽくなる、大人の映画です。★★★。
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