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2019年09月13日17:06

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極彩色の太宰治 『人間失格 太宰治と3人の女たち』

太宰治が「人間失格」を生み出すまでを、虚実交えて映画化した『人間失格 太宰治と3人の女たち』を見て来ました。

監督は蜷川実花。最近『ダイナー』を見たばかりです。


【物語】
昭和21(1946)年。
作家の太宰治(小栗旬)は、妻(宮沢りえ)や子どもがいながらも、太田静子(沢尻エリカ)との関係を続けていた。やがて太宰が書き上げた小説「斜陽」は大きな話題となるも、別の女性・山崎富栄(二階堂ふみ)との新たな関係も生まれ、生活は次第に破綻していく。


…サイケデリックな映像が特徴の監督の手にかかると、太宰治の世界も極彩色に彩られ、ほとんどファンタジーのようでした。枯れたイメージは微塵もなく、映像と音楽の洪水に、見ている側は麻痺しそうです。

生活が崩壊し、廃人のようになりつつも、女性を惹きつける不思議な魅力を持つ太宰治に、小栗旬は適役でした。彼を取り巻く3人の女優も華やかでした。

ただ、この世界観は『ダイナー』同様、見る人を激しく選びます。
戦後の混乱期といった描写もほとんどありません。

坂口安吾、三島由紀夫の登場は、本編に大きく絡むほどではありませんが、史実とファンタジーの世界の橋渡しをしているようでもありました。

★★★。
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