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2019年05月06日18:32

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ゴダール流ディストピアSF 『アルファヴィル』

ジャン・リュック・ゴダール監督の唯一のSF映画『アルファヴィル』をブルーレイで見ました。

先日、『ROMA/ローマ』を見に行った劇場でゴダールの新作『イメージの本』を上映しており、時間が合わなくてそちらは見られませんでしたが、ゴダールは

それほど多くを見ていない監督の1人で、持っているソフトも『女は女である』のみです。

思えば、一時期までゴダールとは盟友だったトリュフォーも、唯一監督したSF映画『華氏451』はディストピアでした。ヌーベルバーグに監督は、このジャンルと縁があるようです。

1965年、フランス=イタリア合作。5年後の1970年にATGの配給で日本公開されています。


【物語】
近未来(米ソ冷戦から30年後と言われる)。
人工知能によって徹底的に管理された都市アルファヴィルに、某国からレミー・コーション(エディ・コンスタンティーヌ)という男がやってくる。彼はスパイで、アルファヴィルの人工知能を開発したフォン・ブラウン教授を暗殺する任務を帯びていた。
ブラウン教授の娘ナターシャ(アンナ・カリーナ)と出会ったレミーは、コンピュータによって管理されたアルファヴィルの実体を目の当たりにする。


…撮影当時の1965年のパリでそのままロケをし、車や服装も当時のままで、SF的なものを排しているのが特徴です。SF的要素を少なくしている点でも、トリュフォーの『華氏451』や同時期の珍品SF『華麗なる殺人』に近いものがあります。

モノクロ、スタンダード・サイズの画面は逆に新鮮で、冷たい管理社会を描くのには適していると言えます。

99分間の上映時間のほとんどが、室内で会話する男女のシーンで展開するのもゴダール的(ただし、たまにガン・アクションあり)。

★★★。
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