日本映画専門チャンネルで大映の『続・酔いどれ博士』を見ました。
勝新太郎が破天荒な医者を演じるシリーズ第2作で、1作目『酔いどれ博士』が大好きなので、期待しておりました。
1作目はDVDで出ていますが、2・3作目はVHS以降ソフト化されておらず、念願でした。
1966(昭和41)年の大映作品です。
【物語】
成り行きで、スラム街の怪しげな会社の採用試験を受けたギョロ松(勝新太郎)。
社長のツヤコ(清川虹子)と社員のフミコ(悠木千帆)に気に入られたギョロ松は、従業員の健康管理をする医師として採用されるが、その会社とは、明るく健康的な売春の普及を目指す組織だった。
…監督が、前作の三隅研次から井上昭に交代。
この監督、『陸軍中野学校』と『座頭市』『眠狂四郎』を何本か見ていますが、あまり特徴を感じません。特にベテラン・三隅研次と比べてしまうので、どうしても分が悪いです。脚本が前作と同じ新藤兼人なのに、妙に前衛的で、勧善懲悪の面白さが消えてしまいました。
”明るく健全な性”が作品のテーマの1つなのに、性を感じさせる描写が無いのも不満でした。
名優が沢山出ていた前作と比べて、勝新太郎以外の配役が地味すぎるのも残念。
(女社長役の清川虹子は、東宝サザエさんでフネ役だった人。この変貌ぶりは凄かった)
そんな中にあって、勝=ギョロ松につきまとう看護師役の悠木千帆という女優が異様な雰囲気を放っており、気になって調べたら、なんと後の樹木希林!
ほとんど準主役で、勝新太郎に関係を迫る看護師という強烈な役。いま樹木希林といえば怪我や病気で療養中とのことですが、50年前の若き日の姿は、後の大女優を感じさせるインパクトがありました。復帰を祈っております。
★★★。
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