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2018年03月16日01:48

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ワカンダ王国と吉永小百合

『ブラックパンサー』と『北の桜守』を見て来ました。

前者は先週、後者は先ほど見たのですが、まとめて簡単レビューです。


●『ブラックパンサー』

マーベル・シネマティック・ユニバースの第18作にして、完結が近い”フェイズ3”シリーズの1作です。
全米興行では6億ドル突破も近いメガヒットを更新中。監督や主要キャストが黒人であることから、快挙とも言われています。

よく出来て面白い映画ではありましたが、自分には特別な映画とも思えませんでした。

【物語】
アフリカの小国ワカンダは、発展途上を装ってはいるが、超高度なテクノロジーを持つ文明国であった。国連での爆破テロで国王が死去したことから、王子であったティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)が新国王に即位。彼には”ブラックパンサー”として国民を守る特殊能力があった。

…音楽やファッションにアフリカン・テイストがみなぎり、ほかのマーベル映画とは一線を画する雰囲気なのは見ていて面白かったです。物語自体に新鮮味はないものの、かつての敵が味方になる漢気あふれる展開や、数少ない白人キャストとして意外な活躍を見せるマーティン・フリーマンは良かったです。

『アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー』への期待は高まります。★★★。


●『北の桜守』

『おくりびと』以来、(本家)アカデミー賞監督という看板を背負ってしまった滝田洋二郎の最新作。
北の大地が似合いすぎる吉永小百合が不幸を一気に抱え込み、息子役の堺雅人と邂逅する大作です。

【物語】
昭和46年、オリンピック開幕を控えた札幌。
外資系コンビニ・チェーンの日本法人社長の江連修二郎(堺雅人)は、疎遠だった母・てつ(吉永小百合)の異常を知り、札幌に引き取る。樺太からの引揚者だったてつは、夫(阿部寛)や、もう1人の息子の死に直面し、時おり記憶が混濁したようになるのだった。
仕事に忙しい修二郎と過去を引きずるてつは相反するが、ゆかりの地を旅する2人は、過去と向き合ってゆく。

…ずいぶんと焦点のボケた映画でした。
結局のところ母が大事なのか仕事が大事なのか分からない堺雅人、義理の母を尊敬してるんだか馬鹿にしてるんだか分からない篠原涼子。主役級の2人の言動がブレるので、映画は迷走した結果、強引で謎な感動エンディングになだれ込み、どっと疲れること必至です。

さらに戸惑うのが、過去の回想シーンになるとケラリーノ・サンドロヴィッチ氏演出による前衛舞台に切り替わること。クライマックスもこの舞台。もうどうしていいか分かりません。

1970年代の狸小路を見ることが出来たのだけは〇。

★★。
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